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第2話

#2
お互いに喋ることもなく歩く廊下。コツ、コツとただただ足音だけが鳴り響く。

「ここ、入って」

天野くんが突然足を止めたのは、音楽室だった。しかも、ドアを開けて中に私を入れようとしている…。

どういうことなんだろう??
私も天野くんも、音楽選択じゃないのにな。部活だって関係ないし…何の用なんだろう?

考えていても分からないので、とりあえず私は天野くんの指示に従って、音楽室の中に入ることにした。
私に続いて天野くんも入ってきたから、このまま閉じ込められたりはしないと分かって安心。

ガチャン。

「え??」

天野くんは鍵を閉めた。
何のために??
用件はすぐ終わるものではないの??

私が不安そうな顔をしていたからか、天野くんは少し笑って「大丈夫」と言った。

そうだよね、大丈夫だよね…
そう思い、ふぅ…と一息ついた時だった。


「ね、あなたさんって、可愛いよね」




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「ゃ、やめ…ぁ、ッ…」

ねぇ、天野くん。

どうしてあなたは、

私に深いキスをしているのですか。


ねぇ、あなたはーーー



私に何をしようとしているの?