第549話

温もり
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2023/04/04 13:57
ユンギ「、、あなた、?」



あなた「あ、ごめん。水飲んでたの。」



ユンギ「ん、、そっか、、」



なんて半分寝ながら返答してくれた。



けど、再び右手が伸びていて。



遠慮なく頭を乗せた。



ユンギくんの左手が私の背中に回る。



意外にも分厚い胸板、大きな手。


その手でゆっくりとトントンしてくれる。


完全に寝ているのに。


なんなら、少しのいびきすらかいてるのに。


手だけはリズム良く動いている。


その光景は、ユンギくんがくれる温もりを表しているみたいだった。


無意識に人を喜ばすユンギくん。


何気ない優しさで溢れてるユンギくん。



自然に優しくできる人。


そんなユンギくんの温もりが、優しさが大好きでたまらない。



ぎゅっとユンギくんに身を寄せ、胸に顔をうずめる。


胸いっぱいにユンギくんの匂いを嗅ぎ、ゆっくりと吐く。



なんでだろう。



鼻の奥がツンとするのは。



視界がぼやけるのは。



人って安心しすぎると、涙が出るのかもしれない。



ユンギくんのシャツに私の涙が染みたのを感じ、そっと目を閉じた。










あなた「ん、、」



グク「、起きろ。」



あなた「おもい、、」


グク「なんでヒョンと寝てるの。」



あなた「ん、、寝たかったから、」



グク「なんで。」



あなた「ユンギくんのこと、、好きだから、」



ユンギ「だってよ、、早く帰れ、」



グク「むりです、」



グク「あなた、、今日何する?」



ユンギくんと眠っていたベットはあっという間に狭くなり、私が挟まれる形に。




あなた「、荷物まとめなきゃ」



グク「手伝いたいけど、手伝いたくないな。」



あなた「ふふ、可愛い。」



ぐるっと向きを変えて、グクと向き合う。



あなた「今起きたの?」



グク「そうだよ。部屋行ったらあなたいないから、もう行っちゃったのかと思ったもん。」



寝起きなのに、なんでこんな綺麗な顔してるんだろう。



グク「んふ、あなた可愛い。」



ユンギ「おい、、ジョングガ帰れよ、」



グク「無理ですって。こんな可愛い子がいるんですもん。」



後ろからユンギくんの重みを感じる。



あぁ、幸せ。










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