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第1話

深澤辰哉 先輩と後輩
315
2020/03/12 09:35
「ね!俺も手伝うよ」


部活が終わり体育館の戸締り係だった私は
窓閉めを行っていたら、知らない人に
話しかけられた。






『あ、大丈夫です…』






「そんな警戒しないでよ笑
1人じゃ大変じゃん」





その先輩は笑って、窓閉めをし始めた。










??「おーい!あなた!!!
帰るぞー」




体育館の入口から声がしたと思うと

ドタドタと足音が近付いてきた。




『あ、さっくん』



幼なじみである佐久間大介だ。





佐久間「あ!ふっか先輩じゃないっすか!!!」




佐久間は目を大きく見開いて言った。







「おー佐久間じゃん」



『あれ、知り合いなの??』




佐久間「委員会一緒なんだよ!
あ、もしかして先輩ナンパっすか!?」






佐久間は犬みたいに可愛い人だ。

1年生の中では、かなりの人気である



「ちげぇーよ!笑」




先輩は少し照れた顔で言った。
















戸締りが終わり、何故か私と佐久間と先輩の
3人で帰った。




「あ、俺の名前 深澤辰哉ね!
あなたちゃんだよね??」




『じゃあ深澤先輩って呼びますね』




深澤先輩の笑顔は自然と私の
心を掴んだ。





「連絡先、交換しようぜ!」




佐久間「やっぱり先輩、あなたのこと
狙ってますねー?」




大介はほっぺたをプクッと膨らませて言った。



『大介、すぐそんな事言わないの笑』






私達は他愛もない会話をしながら帰った。















家に帰り、ベッドにダイブした。





深澤先輩のピアスかっこよかったなー





いやいやいやいやいや、

今日、名前知ったばっかじゃん???



その日の夜は深澤先輩を思うばかりで
なかなか寝つけなかった。



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