私は……大貴と一緒に帰る約束をしていたけど…
まぁ、あんなことを言われちゃったので(嘘だけど)、一緒に帰れるわけがないよね、笑
一人って寂しいな…ッ
振り向くと、涼介がいた。
涼介は、いつも私のこと気にしてないくせに…ッ
何でこんな時に限って…ッ
涼介に話しても…助けてくれるのかな…、
『ふ〜ん』 で終わっちゃうのかな…、
でも…こんな真剣な顔した涼介、見たことない、、
大貴 Side
あなたが酷いやつだとは思いもしなかった。
幼馴染でも、知らないことってあるんだな…、
ん…?
涼介と…あなた…?
何話してるんだろ?
オレは影に隠れて話を聞くことにした。
嘘…?
どういうことだ…、?
アイツがオレのこと好きだから、あなたとオレを引き離そうとしたってことなのか……?
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。