プリ小説

第18話

涼太くんの優しさ
あなた

とりあえずごめん!!!

そう流そう。


そう思ったら
玲於
なんだ ~ 、丁度よかった。
俺も先輩と帰る約束してたんだ。
あなた

へ…?

玲於
なら、そゆことで。
じゃっ、と左手を上げて玄関へと行ってしまった。


玲於も…先輩と!?
えええええ


それじゃ、意味ないじゃん!!!
私は急いで涼太くんの元へ走る。
あなた

涼太くん!!!

涼太
うわ、なに!
あなた

玲於…先輩と帰るんだってぇぇ!!

涼太
うぉ ~ 、そう来た?
あなた

そう来た?じゃ無いよ!!!

私の玲於との時間があの先輩によって削られていく…


そう考えるだけで寒気と吐き気。


やだ、!


玲於取らないで!


そう言いたい。
涼太
なら、いっそチャンスだ。
あなた

ちゃんす…?

もう、ショックすぎて声も鼻声で目も腫れて…
涼太
今日で仲深めれるように買い物行こう!
あなた

は!?

涼太
ほらほらっ、早く ~ !
涼太くんは私の手を引っ張ると玄関に走る。


…揺れる…髪の毛。


あの時…玲於が…
涼太くんを玲於に置き換えるという最悪なことを


考えてしまった自分に腹が立つ。


玄関に着くとやはり、混雑、
あなた

うわ ~ 、凄いね。

涼太
あなたちゃん小さいから気を付けてね。
あなた

うるさいよ?

涼太
ごめんって。笑
あ、行こ!


と私の手をまた握って人混みに入っていく。


全然すいてないのに ~ 。
やっと、自分の靴箱を発見して靴を取り出す。


それだけでも一苦労なのに…
と、一気に奥から押されて雪崩のようになる。
涼太
あなた…!
涼太くんの声が掻き消された。
何だこの学校は!
雪崩が収まるとみんなグチグチ言ってる。


思ってることは同じなのだ。
上履きを靴箱に入れようと足を見ると片っぽない。
あなた

え!!

こんな混雑した中で私の1足の上履きを見つけるなんて無理。


人が引いてからじゃないと…
靴箱にへばりついて待ってると
玲於
はい、
あなた

え。

玲於
落し物ですよ。おバカさん。
ブラブラと手からぶら下げてる私の上履き。


玲於が見つけてくれたんだ!!
あなた

うわっ!ありがとう!玲於!

受け取ろうとするとピュッと上に上げられた。
あなた

ちょっと、?

玲於
ねぇ、
あなた

なに?

玲於
誰と帰るの?
あなた

誰とって…ね?

玲於
涼太?
またもや、想定外!


これは うん と答えるべき?


それとも違う人を答える?


も ~ 、わかんない!
すると涼太くんの姿を見つけ助けを求める。
玲於はまだ私を見つめるまま。


見つめないで ~ !!


穴空いちゃう。
ハートのおっきい穴。
涼太
あなたちゃん、大丈夫?
あなた

うんっ、ごめんね。

涼太
いいよ、あ、玲於。
きたきたぁ!


芝居の上手さは褒め称える。
玲於
…涼太か。
一言だけ残すと私の上履きを靴箱に入れてくれて
あなた

あ、ありがと…?

何も言わず外に行ってしまった。
私は呆然として立ち尽くす。
涼太
あなたちゃん、行くよ?
あなた

あ、うん…

二人で猛暑の中歩く。


暑い…
涼太
あなたちゃん、大丈夫?
あなた

大丈夫…じゃないよ ~ 。
玲於不足で死んじゃいそ ~ !

玲於とちゃんと話せてないし…


触れ合ってもない。


今までは日常的に私が触りまくってたのに。
こんなに好きな人が不足すると人って価値を無くすんだなって思う。
涼太
大丈夫、さっきの玲於。
俺の求めてる玲於だったから順調だ。
あなた

も ~ 、涼太くんの考えてることわかんない!

涼太
分からないだろ ~ ね。
前を見てちょっとだけ微笑む。
しかし…玲於たち一緒に帰ってるんだよねぇ…


やだな。


モヤモヤして仕方ないし…


先輩、玲於のこと好きになっちゃって付き合ったら?


もう、私病むよ?


不登校になる。
涼太
今日どこ行く ~ ?
あなた

今日どこ行く ~ って言われてもねぇ。

別に行きたくて来たわけじゃなく。


ただ、玲於を振り向かせれるならってことだから。
涼太
あ、今なんで涼太くんと
出かけなきゃなんないの!って思ってたでしょ。
あなた

えっ、え?別に?そんなことは!

涼太
まぁ、思って当然だね。
好きなじゃない人と出かけて
何が楽しいんだってな ~ !
気持ちはわかるよ。って私の肩を叩く。


涼太くんは優しい。


例え、玲於だったとしたら今頃ぶちギレてるだろうなぁ。


それを私が追って仲直りするの。


いつものパターン。
あなた

…アクセサリーショップ行きたい。

涼太
アクセサリーショップ?
あなた

うん…

涼太
なら、そこに行こ!
ニコニコスマイルで私に笑いかけてくれた。


私の手を取って歩く。


ん?


手を繋ぐのは仲良くなるために必要?
あなた

涼太くん、手繋ぐのは仲良くなる為?

涼太
ん ~ 、その理由8割。
あなた

残りの2割は?

涼太
言わな ~ い。
あなた

なんで!

涼太
言いたくないから!
出た、S涼太!
なんだかんだ言って受け入れてる私もどうかと思う。


玲於と…手繋ぎたい。


なんて言ったら玲於は嫌そうな顔をして私から逃げてく。


そんなことは既に目に見えてるからなんとも思わない。


と言っている間にアクセサリーショップに到着。


私の見たいもの…


それは、ピアス。


玲於とお揃いにって思った。
はぁ ~ 、玲於どうしてるかなぁ。
あなた

ねぇ ~ 、涼太くん!
玲於もう帰ったかな。

涼太
今は玲於のこと考えないのっ。
あなた

あ ~ 、はい ~ 。

俺のことだけ考えてればいいの。


そういうからちょっとドキッとした。
本当に玲於は私のこと好きになってくれるのかな。

シェア&お気に入りしよう!

この作品をお気に入りに追加して、更新通知を受け取ろう!

お れ お
お れ お
推しが私の生きがい ___
恋愛の作品もっと見る
公式作品もっと見る