プリ小説

第20話

片寄相談窓口
あなたside
玲於に  勝手に行けば  そう言われた。


…逆効果じゃん。


やだよっ…玲於と仲悪くなるのは。
ベランダから部屋に入ってベランダのドアにもたれた。
涙が止まらない。
その時、遠くでブーブーと鳴り響く携帯の着信。
カバンの中にある携帯を取り出して画面を見ると


" 着信 : 片寄涼太 "


涼太くん…
応答を押して耳に付ける。
あなた

もしもしっ…

涼太
あ、あなたちゃん?今平気?
あなた

うん…平気。

涼太
なんか元気ない?
あなた

私のHP0に達しました…

涼太
何があったの。
あなた

玲於にっ…

玲於のことを話そうとすると声が出なくなって痛い。
涼太
…今から会える?
あなた

え?

涼太
そんなんじゃ一人にさせられないじゃん。
電話越しでも伝わる涼太くんの優しさ。


心配してくれてるんだ。
現在、7時。
あなた

…うん。

迎えに行くから待ってて!と言われ切れた電話。
ご飯入らないとだけ伝えて部屋で待機。
ベッドの布団にくるまって考える。


玲於に嫌われたかな…


もとから好かれてなかったのかも…


そう考えるだけで心はどんよりする。


あ ~ 、辛いよ!!!!
すると、携帯が鳴った。


涼太くんから。
あなた

もしもし!

涼太
あなたちゃん、着いたよ。
あなた

分かった、今行くね。

それだけ伝えて外に出る。
涼太くんが額から汗を流して立ってる。


走ってきてくれたのかな…


優しくされちゃ困るよ…
涼太
こんばんはっ。
あなた

…こんばんは。

涼太
夜に会うなんて初めて。
あなた

だね。

私達は成り行きで近くのカフェに入った。
奥の席に案内された。
腰を下ろすと優しく聞いてくる涼太くん。
涼太
話したくなったら話して?
あなた

え?

涼太
無理に話せとは言わないからさっ。
大丈夫  と顔で訴えてくれる涼太くん。


…その優しさに甘えちゃうんだよ。私は。
あなた

あのねっ…

全て打ち明けた。
話してる時も涙は止まらず滝のよう。


こんなに辛いなら、もう諦めようかな。
涼太
ごめん。俺が悪いよね。
あなた

涼太くんは悪くないよ。
私のためにやってるんでしょ?

涼太
…一応…ね。
あなた

一応?

涼太
何も。こっちの話だから。
あなた

うん?

涼太
ん ~ と、あなたちゃんの辛さは分かる。
けど、今いい感じに玲於揺れてるよ。
あなた

え?

涼太
今までずっと朝登校してた子が急に
他の男子と登校してりゃ気にならないわけがない!
あなた

ほぉ…?

涼太
これは効果あると思うよ。
いい方向に目を向ければいい事も見えてくる!
なるほど…


私の辛い思いはこの協力の第1歩なのか。


良い気もするが、悪い気分でもある。
涼太
大丈夫だよ、俺がちゃんとするから。
あなたちゃんは何も考えなくていい。
ただ、玲於の事だけ考えてなよ。
ちょっとは俺の事もね?と付け足す。


かわいい…と思ってしまった。
あなた

ありがとう…、涼太くん。

涼太
いいよ、悩みがあるなら俺に相談!いい?
あなた

分かった!

涼太
よしっ、
と、キラキラと輝く笑顔で私の頭を撫でた。


この姿を見てときめかない女子はいないだろう。


そんな顔をしていた。
涼太
そろそろ帰ろっか。
あなた

うん、そうだね。

涼太
いいよいいよ、いくらでも
あなたちゃんの相談窓口になるからね?
あなた

それは有難いなぁ。

涼太
あなたちゃん専用。
あなた

ふふっ、嬉しい。

カフェを出ると
蒸し暑さが私達を攻撃する。
空にはチラチラと星が見える。
涼太
あなたちゃんさ、夏休みどこか行かないの?
あなた

あ ~ 、何も決めてない!

そっか、もうそんな時期か。
涼太
ならさ、遊びに行かない?
あなた

え?

涼太
玲於も誘って。
あなた

え!?

涼太
反応違う ~ !
悲しいよ ~ 。と上を向いて話す。


その時の涼太くんの首筋と喉仏に見とれていた。
あなた

そんなこと…ないよ?

涼太
ん ~ 、まあいいや!
あなた

うん笑
玲於も誘っていいの!?

涼太
駄目って言いたいけどいいよ?
あなた

やったぁ!!!

嬉しい。


玲於と夏休みに遊べる!


最近、玲於に関わってなかったからすごく玲於不足。
嬉しいなぁ。
涼太
あなたちゃん女子ひとりになっちゃうからさ。
誰か友達も誘ってよ。
あなた

あ ~ 、胡音ね!

涼太
胡音ちゃんって言うの?
あなた

そう!
今学校休んでて、明日は来ると思うよ!

涼太
そうなんだ。
あなた

可愛いし、いい子だから仲良くなれるよ。

涼太
あなたちゃんが言うならそうだね。
あなた

ふふっ。

涼太
朝迎えに行くけど何時?
あなた

あ ~ …

そうだ…


玲於と行けないんだった。


けどっ…仕方ない!!!
あなた

何時でもいいよ。
涼太くんの時間帯で!

涼太
ん ~ 、俺の家学校からちょっと遠いから
早めにあなたちゃんの家に着くかも。
あなた

全然いいよ!
早く行ったら話せる時間も多いでしょ!

そう言ったら涼太くんは私の顔を見て逸らす。


ん?


どうした?
涼太
そうだね、
なんて話してたらもう私の家。
涼太
も ~ 、着いちゃったなぁ。
あなた

本当にありがとう!

涼太
いいよ、いつでも聞くよ。
あなた

うん

涼太
なら、また明…



" ガチャ "


私の家から出てきた人。
あなた

え…

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お れ お
お れ お
(( LDH only )) 思いついたら描きたくなる症候群。 息抜き投稿です。 ※よく訂正入ります。 今年受験生なので低浮上気味デス!
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