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2019/03/23

第25話

一途な思い
あなたside
玲於から伝えられた


" 付き合った "


という、一番恐れていた言葉。
あなた

…そうなんだ!おめでとう。

そう言うしか頭に浮かばなくて…
私はすぐさま部屋に戻った。
部屋に戻ってからも玲於の言葉だけが頭にリピートされる。


静かな空間だからこそより大きく聞こえる。
涼太くん、全然成功じゃないじゃん…!


何も変化なしだったじゃん。


玲於も私のこと気にしてくれる素振りも…


ちょっとは…あったけど。


それは、玲於の優しさみたいなもので!
あなた

もうっ…いや…

ベッドに丸まって泣いた。
すぐ隣にいる玲於も今では物凄く遠くに感じるし…
"  俺はずっと側に居るから  "


そう言ってくれたのに。
あなた

玲於の馬鹿っ!!!

もう、立ち直れそうにないな。


そう確信した。
なら、夏休みも一緒に出掛けていいの?
ドタキャンされちゃ嫌だよ。


先輩、独占欲強かったら絶対一緒に行けないし…


お願い、この夏休みだけでいいから…
今、私達の関係は徐々に玲於だけ右上がりに直進してる。


私だけ、平行なまま。
もう、交わることなんて絶対無いんだ。
先輩と仲良くなって、ついには結婚まで!?


そう考えてるだけで、涙は止まらない。
泣き疲れたのか、私はそのまま眠ってしまった。
.
あなた

んん…

起きたのが7時。
飛び起きる。
あなた

ご飯!

タタタタタッと下に降りてドアを開けると
ママ
あ、やっと起きた。早く食べなさーい。
なんでいるの。
ママ
玲於くんも来てくれてるんだからさ!
嬉しいでしょ  って…


嬉しいけど…今は嬉しくない。


むしろ会いたくなかった。


こんなボンボンに腫れた目なのに…
玲於のせいで腫れた目。
玲於
よっ。
あなた

うん…

いつもみたいにノリでは返せない。
ママ
今日は、唐揚げ!
玲於くんの家今日仕事で居ないらしいの。
あなた

ふ ~ ん…そうなの。

ママ
あなた、元気ない?
あなた

ない。

ママ
なんで ~ ?
ここで打ち明けようか迷った。


玲於に彼女が出来たこと。


もう、ここで言って、諦めようかなって思ったけど…


やっぱ、そんな勇気はどこからも出てこない。
あなた

なんでもないっ。

徐々に視界が歪む。


泣かないで。


今はダメっ。
そう言い聞かせて、下を向いて唐揚げを手探りでとる。
見てないと取れないつ…


その時。
玲於
はい。何してんの。
私の目の前に唐揚げが一つ置いてある。
あなた

えっ…

玲於を見てしまった。
玲於
えっ、
泣いてるのバレた、
あなた

あ、ありがとう…

必死に涙を拭き取って口に頬張る。
ママ
ちょっと出かけてくるから!
ちょっと、ママ!!


私がピンチな時に、ママはピンチなことをする。
これも似てるっていわれるところなのかな。
静まり返るリビング。


そんな空間の中、口を先に開いた玲於。
玲於
なぁ、
あなた

ん…?

玲於
ごめん。
あなた

何が…

玲於
付き合ったこと。
あなた

何で謝るの…

玲於
…お前、泣いてるから。
そう言われてまた溢れ出す涙。


もう、泣き虫なのほんとに嫌。
あなた

別に、玲於が幸せなら私も幸せだよ!

玲於
なら、なんで泣くの。
俺が離れていくから?
玲於…離れていくの?


理解できない。
あなた

私は、先輩と付き合っても
玲於は離れていかないと思ってるから。

私の言葉で途切れた会話。


めちゃくちゃ気まずい。
玲於
ご馳走様でした。
私よりも早く食べ終わり、食器を流しに持っていく。
ママももう帰ってきてる。
あなた

ご馳走様。

玲於がソファで携帯を見ているのを横目に見た。
LINEでもしてるの。


先輩と?
流しで玲於をガン見。


スタ連したら先輩との会話は終わる?


どうしたら先輩を見なくて済む?


そんな卑怯なことばっか頭に浮かぶ。
ママ
あなた、玲於くんとなんかあった?
やっぱり、ママには見破られてた。
あなた

玲於に、彼女が出来たみたい。

ママ
あらっ…
あなた

でも、私はずっと玲於が好きだし…
玲於も私の側から離れない…のを信じてる。

ママ
そうね、大丈夫よ。
そう、ママが私の背中をさする。


あ ~ 、これって失恋なのかな。


失恋だとしても諦めきれてない私は相当な一途だよ。
自分を褒めてあげたい。
今、すごく思うのは涼太くんに会いたい。


そう思うのだった。