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2019/04/02

第34話

分厚い壁
玲於side
あなたと喧嘩してしまった。


きっかけは…多分俺だろう。


あなたを怒らせてしまったから。
玲於
はぁ ~ 。
あなたに怒鳴られてから自分の部屋に入るのは心地悪い。
いつも通りにカバンを置いて携帯を見る。


それが俺のルーティーンだったのにいつの間にかそんなこと


考えられなくなって、ぼーっとしていた。
しかし、あいつ、涼太に何言われたんだ…?


" 変なこと言い出すし… "


ってなんだよ!!!


まじ気になる…


性格上、気になりだしたら止まらない。
あなた本人に直接聞きに行こうか迷った。


ベランダの前を前後に行き来して


初めてこんなに部屋の中をグルグルした。
玲於
ああああっ!
髪をくしゃくしゃとする。


今、俺の頭にはあなたのことしかなかった。


どうしたら機嫌直してくれるか。

涼太に何言われたのか。

もう俺の事嫌いなのか。


すごく気になって仕方がない。


気づけば、7時を回っていて
玲於
あれ?
あなたの部屋の電気がついていない。


もしや…!


また、涼太!?
俺はおばさんのところにダッシュで走った。


また、迷惑かけてんの。


涼太…
玲於
おばさんっ!
ママ
ふえっ!?
あなたと似た反応をする。


さすが親子って感じ。
玲於
あなたは?
ママ
あなたなら友達の家に泊まりに行ったのよ。
玲於
泊まり…
そっか…


なら、無事か。


安心安心。
玲於
そうですか、ありがとうございます。
慌ててきたことを謝って靴を履いていると


後ろからスリッパの擦れる音を鳴らして俺に近づいてくるおばさん。
ママ
ねぇ、玲於くん。
玲於
はい?
ママ
…あなたのこと大切にしてあげて欲しいの。
玲於
え?
ママ
最近、あなたね、ほんとに元気ないの。
玲於くんに彼女ができた頃ぐらいからかな…
てか、なんでおばさん、俺に彼女いるって知ってるんだ?


あ、、あなたが言ったのか?


だいたい納得。
玲於
…俺なりに大切にしようと思ってるんです。
けど、あいつに涼太って子が居ていつもみたいに
俺が隣にいることが出来ないです。
ママ
涼太?
玲於
背の高い…
ママ
あ ~ 、あのイケメン。
玲於
はい、たまにムカつくっていうか…
俺らの関係にズカズカ入ってくる奴が
ほんとに嫌で…
ママ
…それって嫉妬??
玲於
は!?
おばさん、なんか心が若い。


もちろん、見た目も若いけど特に心。
ママ
…やっぱなんでもないや。
私が口出しする事でもないし。
じゃ、気をつけて


と、手を振るおばさん。


その姿をさっきからあなたに重ねてしまう俺がいる。
玲於
お邪魔しました。
外に出て空気を吸う。
嫉妬


と聞かれた瞬間、胸がドキッ鳴った。


嫉妬って…涼太に?


まじで?


自分に聞いて自分で驚く。
俺の心にはいつもあいつがいる。


先輩と居る時も。


授業中も。


100%中20%はあなた…


いつの間にかそうなってんだ。


だからその20%が急にいなくなっては


20%から40%に変わった。


気になって、気になって、モヤモヤするから。
俺は…あなたが好きなのか?


恋というものをしたことがない俺は


やっかいな壁に直面したらしい。