第13話

#9
64
2021/08/09 09:30

帰り道






5月の爽やかな風


この間まであの木は桜だったのに


いつの間にか緑色になっている




1人で帰るの久しぶりだな



いつも莉犬くんと帰ってたからかな

















さとみ
あ、あなたの下の名前ー!








え?




タッタッタッと軽快な足音がこちらに向かってきた
















(なまえ)
あなた
桃咲先輩!?
(なまえ)
あなた
なんで先輩が...?
さとみ
あぁ……
先生に頼まれ事をされてな
さとみ
あなたの下の名前は?
(なまえ)
あなた
委員会です
さとみ
そっか…
図書委員だったもんな








まさか先輩に会えると思っていなかったから
めちゃくちゃ嬉しい…!





先輩は私の歩幅に合わせてゆっくり隣を歩いてくれる












さとみ
もうすぐ体育祭だな



そっか…

体育祭は6月上旬にあるんだった



(なまえ)
あなた
そうですね.........








私は大がつくほど運動が苦手だ







さとみ
あー
あなたの下の名前は運動が苦手だっけ
(なまえ)
あなた
えっ!?
なんでわかるんですか?
さとみ
そんなガッカリした声で言ったら誰でもわかるよw


先輩は最初は我慢していたっぽいけど
カッカッカッと笑い始めた



(なまえ)
あなた
(⑉・̆н・̆⑉)むぅ…
そんなに笑わなくても
さとみ
ごめんごめんw


先輩はツボにハマるとなかなか抜け出せないのだ



さとみ
ぽんぽんヽ(・ω・`)
ごめんって



そんな顔で頭撫でられたら許しちゃうよ


(なまえ)
あなた
いいですよ
別に怒ってないですから



ニコッと笑って「ありがと」と言う先輩



さとみ
明日も頑張ろうな!
(なまえ)
あなた
はいっ!




.........やっぱり好きだ



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