また一緒に学校に来れなかった
下駄箱に着いた瞬間後悔が生まれた
そう後悔するのは、何回目だろうか
1回も学校についたことは、無い。
いっつも途中で沙莉が現れて私が逃げる。
そんなパターンができちゃってるんだよね・・・
そして1番聞きたくなかった言葉
「幼なじみを超えた」
確かに私と秀太は、性格も何もかも正反対だから
共通点は、幼なじみ ってことだけ。
だから唯一の共通点を破壊されたようで
なんか心が締め付けられた・・・
すると2人の声が聞こえた
「たしかにお似合いだけど・・・」
私の心に何かが刺さったようで苦しかった
すると
付き合っちゃうの!?
沙莉が言った言葉を私は、聞いてたから
びっくりした。
(秀太・・・いいよって言わないで)
私は、そう思うしかなかった。
すると秀太は、答える
え。秀太に好きな人!?
私は、初耳でびっくりしたし
女子軍がキャッキャ言ってる
「私かな?」いやいや「私だよ!」
そんな会話聞きたくもない。
私だって秀太の事好きなのに・・・
そう思った時 近寄ってくる1人の声が聞こえた
そう聞いた時
胸がキューってなった
私は、辛くて泣きたくなった
泣きかけの顔で
もうどうにもなっていいからって思って
私は、言い返す
言ってしまった・・・
沙莉の顔を見ずに泣きかけてしまった
その時クラスから逃げた
秀太が、追いかけてくる前に屋上に行く
それが卒業式2日まえの話だ・・・
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。