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第26話

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「じゃあ終わったし、帰ろっか」
そう言ってカバンの中に筆記用具などをしまって帰ろうと準備を始めた。

「あ、あのさ…」

「ん?」

やけに真剣な眼差しに緊張した空気。

もう2度と恋をしないと決めたあの時のことを、思い出す。

大好きだった君にできた好きな人…私はその人との幸せを願った。



「俺、お前の事す…」

「もう恋はしない」







思わず遮ってしまった優の言葉。

わかって、最近優の様子がおかしいことも。私がきただけで顔を赤くして私のせいだっていうところも。

実は私に恋をしているって言う事も。


全部わかっていた、わかっていたけど…必死に気づかないふりをしていたのに。

「もう…恋はしない、できない…」


私は泣きたい思いを胸の奥にしまい込み、泣かないように必死に唇を噛み締めた。

あの時の苦い思い、今でも忘れられない君の姿。そしてなによりも優先した君の想いを…


「本当に、ごめん…」
私は恋をしないと決めたから…私の分まで幸せになってほしいと願ったから…
「うん、わかった…」