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第22話

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「あの…これありがとう」


なぜか優は緊張したかのような様子で私のところに国語の教科書を返しに来た。


「あ、うん」

「ていうかどうせ明日も忘れるでしょ?持ってていいよ」


「いや、多分…大丈夫だから」


なんか優らしくない。


いつもだったら「サンキュー」とでも言って口笛を吹きながら自分の席に戻るだろうに。


「本当に持ってなくていいの?」


「うん」



なんか最近の優は変だなぁと思いながら私は受け取ると、机の中に教科書をしまった。


「明日、忘れたら貸すから来て」



そういうと、優はコクリと頷いて自分の席に戻っていった。



どうしちゃったんだか。


私は自分の机から次の授業の教科書を出して机の上に置いた。


あぁ、そういえば今日って放課後委員会だったかも。


私は少しがっかりしながら机に伏せた。


「そろそろテストだから勉強始めなきゃなぁ」