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第16話

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やっば、明日提出する課題学校に置いてきちゃった。


私は暗い学校の中を、出来るだけ靴音が立たないように気をつけながらそろりと歩いていた。

一応先生には許可をもらって学校に入らせてもらって入るけれど、だからってこんな時間に堂々と歩けるほど私は馬鹿じゃない。


だから教室の扉だって音が立たないように細心の注意を払った。



うっ、


一瞬思考が停止する。

なんで優がいるの!?

居残り?明日じゃないっけ?
優は真っ暗な教室で一人、自分の机で突っ伏して寝ていた。

静かな空間に、私の心臓の音と優の寝息が私をパニックにさせる。


よく見れば優の腕の下にはやりかけの数学のワークがあって、シャーペンが頰に食い込んでいて痛そうな痕ができていた。


私はとりあえず音を立てないようにして自分の席に行き、課題を取るとその場を後にしようかと、出口へ歩いた。


けれど突然優が動く音が聞こえて、止まった。


どうやら寝返りもどきをしたらしい。


その拍子に机の端に追いやられたシャーペンが机の端で揺れ出した…そしてカチャンと高い音を立てて落ちた。


「ヒッ」


けれども優は起きなかった。


凄い、爆睡してる。


私は床に落ちた優のジャージとシャーペンを拾った。

ジャージを拾って背中にかけてあげて、そのままその場を後にした。


起こした方が良かったかな?