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第18話

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授業を受けてお昼になって、また授業を受けて、部活をして、気がつけば空も暗くなりかけていた時。


教室に残る人影を見て、すぐに優だと気付く。



きっと今日も数学の居残りだろう。


昨日の夜の時点で結構終わっていたからきっと少し頑張れば今日中に提出できるはず…でも優って数学苦手じゃなかった?



それにワークの範囲は最後の方に行くにつれて難しくなっている。


今頃本人は苦戦している頃だろう。








私は気がつかれないようにしっかりと閉められたドアを開けて優の座る席に近づいた。


「どう?進んだ?」



「え、っお前何でいるの!?」


いやいや君のことが心配でわざわざきてあげたんだよなんて言えるわけない。


「俺さ、こんな勉強できなくて将来ニートになってるかもな」

「え」


「嫌だってさ、居残り俺だけだしさ。みんなはとっくに提出してるんだろ?こんなのもできなくて俺…大丈夫かなって急に心配になっちゃったんだよね」

何だ、優も将来のこと気にしてたんだ…知らなかった。


いつも笑ってるだけでそんなそぶり見せず羨ましいなって少し嫉妬してたけど…優だって人間だしね。



「大丈夫、そんな落ち込んだ顔しないでさ、いつもみたいに笑って見なよ」


「え、フッ…何だよ急にお前らしくない」


そういうと優は笑った。



「今日はちゃんと家に帰りなよ?親が心配するじゃん」

そう言うと優は俯いた。











「…親はいないよ」



「え?」