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第11話

未来の君へ
一向に止まる事を知らない涙は


私の手を濡らしていた





私は構わずにポケットに入っている手紙を取り出した




拝啓 未来の君へ




そう書かれた手紙は、あっという間に涙で汚れてしまった。




私は昇降口までくると、君の下駄箱に丁寧にその手紙を入れた。





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拝啓 未来の君へ



未来の君へ、元気に過ごすていますか?

私がしたことは、なんの形にもなっていないと思うけれどせめて未来の君に手紙を出します。

死にたいといった君を物凄く救ってあげたいと思っていた理由は、多分…君が好きだからです。

いつからか、君の笑顔に惹かれていて…凄く優しいところに見とれていました。

気がついたら、君のことが好きでした。

私の恋が実ることがないと知った時は、物凄く悲しかったし沢山泣いた。

けれど私は君を応援する事にしました。

君の笑顔が取り戻せれば、それだけで私は嬉しいです。


未来の君は、笑っていますか?

どうか私の思いが届きますように…

現在の私より

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もちろん封筒には開封して欲しい日も書いておいた。

2040年 3月9日






私は涙をしっかりと拭って、その場を後にした。


そして二度と恋をする事はなかった…



私は

未来の君を信じているから





〜完〜