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第19話

5
「…親はいないよ」


「え?」
今更自分の言った言葉に後悔する。
「ご、ごめん…」


「いや、大丈夫」


「本当に、ごめん」



「いやいいって」


そう言いながらも優は寂しそうに笑った。

本当は辛いことぐらいわかっている、でもどうにも出来ない。


「あ、あの勉強手伝うよ」


「え、サンキュー」

優は恥ずかしそうに頭に手を当てた。


空は薄暗くなってカラスが1羽も空に見えなくなった時、優のワークは無事に終わった。


私達は出来るだけそれに方が多く見える前に帰った。




「優、本当にごめんね」


「なんで謝るんだよ…謝られると余計に悲しくなるだろ?」


「それに、お前までそんな顔してたら俺が笑えなくなる」


「えぇ…」
「ていうか、ワーク手伝ってくれただけで償いとしては十分だし」



私は胸がじんわりと暖かくなるのを感じながら微笑んだ。

「優…頑張ってよね!!」


そういうと私は手を振って自分の家へ向かった。