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第2話

気付き
私が君に惚れたのは、小学5年生の時だった…




優しいくせに、嫌なことをしてしまっても「大丈夫だよ」って言って微笑む君の笑顔が好きだった。


それに誰にでも平等で、優しくて、悩みなんてなさそうに…よく笑っていた。






中学に入学してからは、違うクラスになって話すことが大幅に減った。



何故だかすぐに、諦めがついた…






それでもよく、君を見つけると目で追っては苦しんで友達を心配させることがあった。その度に「大丈夫」と嘘をついて忘れようと努力していた。



君の様子がおかしいと感じ始めたのは6月の

雨の音がうるさいくらいに地面に叩きつけていた日の下校中だった。








君は公園のベンチで傘をささずに座っていた…



多分泣いていたんだ。







私は勇気がないから話しかけられなかったし、姿を眼中に入れることすら出来なかった。








そして迎えた夏休みの部活動の最中。

私は教室にラケットを忘れていってしまったため、急いで取りに行くところだった…




カシャン




美術室の前を通り過ぎようとすると、何かが落ちる音を聞いて足を止めた。



美術室の中を覗くと、彼がいた。



「なんで、なんで…」



美術部員はいなくて、彼は何かをしていた。



「何してるの?」



「ハッ」


彼は何かを書いていたようだ


床には筆が転がっていて、床を汚していた


彼が書いている絵は…抽象画?


何か彼の様子がおかしい



いつもの君はどうしたの?