第5話

『朝︙夜の、事情』
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2021/04/24 12:34
女社員
女社員
____と言う事です。
夏油傑
夏油傑
成る程ね。
悟は、どう思う?





クルリと会議室の椅子を回転し、社長___五条悟の方を向いた。悟はつまんなそうに見ていたが。
それを言ったら、私だってそうだ。正直、話の内容が薄過ぎるのだ。





五条悟
五条悟
へぇ〜面白そうじゃん。
夏油傑
夏油傑
感想はそれだけかい?
五条悟
五条悟
勿論だよ〜!でも内容が薄すぎて、決論が分かんないけどね。





アハハと一笑いをした。結局、感想はあるじゃないか。悟だからしょうがないか。
プレゼントをした、女社員は恥ずかしそうにして俯いていた。





夏油傑
夏油傑
って事だから、もう一度練り直して来てね。
五条悟
五条悟
はい、かいさーん!





悟の合図で皆、自分の部署に戻る。あの女社員も戻った。会議室にいるのは、私と悟だけだった。





五条悟
五条悟
いや〜つまんなかった〜
正直、何処の会社と同じ事を繰り返し言ってるよね、あの内容さ。
夏油傑
夏油傑
確かに。メンバー、変える?
五条悟
五条悟
それは、傑にお任せ〜!
それより!最近のいい話、無いの?





するりと話を変え、前のめりで聞いて来た。あーコイツは、私のあなたの事を聞きたいんだな。さっきから、私の事をチラチラと見てくる。





夏油傑
夏油傑
何で、他人の悟に話さなきゃいけないんだ。
確かに私のあなたは、世界一…いや、宇宙一可愛いのは分かってるけど!!
五条悟
五条悟
お前、凄い喋るよな。
夏油傑
夏油傑
煩いよ?
五条悟
五条悟
ごめんって!!
それより、聞かせてよ〜!お前の奥さんの話!





反省の素振りを見せずに聞いてくる。呆れた男だ。誰にだ?あぁ、親は子に似るんだよな。
私は、仕方なく最近のあなたについてを話した。





夏油傑
夏油傑
はぁ…何を聞きたいんだい?
五条悟
五条悟
えー!やっぱり、夜の事情でしょー!
夏油傑
夏油傑
はぁ?なんで言わなきゃいけないんだ。
五条悟
五条悟
えーイイじゃん〜
もしかして、傑ってDT??





良い感じに悟が煽って来た。そろそろ、悟への堪忍袋の緒がキレそうになって来た。
別に1回はヤった事はある。多分…。





五条悟
五条悟
えー!黙ってるって事は、ホントに〜?
夏油傑
夏油傑
いや、1回はヤった事ある。
五条悟
五条悟
え?1回だけ?嘘でしょ。





今度は、煽りより、困惑してるみたいだった。まぁ、確かに、他の新婚さんより少ない様な。





五条悟
五条悟
本気で言ってる?子作りだよ?ねぇ?
夏油傑
夏油傑
…そうだよ。もう、この話は終わりだ。
公共の場で話す事ではない。仕事に戻るよ?
五条悟
五条悟
え、ちょ、傑ー!





悟を一人置いて来て、私は仕事に戻った。だが、仕事の事はどうでも良かった。
一番に考えたいのは、あなたについて。仕事の内容もあなたの行動を監視、したいなぁ。

今日は、あなたに誘ってみよう…!あなたとの子供、可愛いんだろうな。けど、あなたを取られるって事も考えおかないと。







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