これは,私と妻の話。
9年と言う月日が流れ,私達は結婚した。
世で言う『新婚』という所だろう。
結婚前に同棲もしていた訳だから,変化は余り無かった。
が!!
付き合ってる時とは違い,家の空気が『新婚』って言う雰囲気を漂っている。
彼女____つまり私の妻の『夏油あなた』は,高校の先生だ。
あなたは,先生だけあって夜8時を過ぎる事もしばしば。
いつも姿を見ると,常に疲れてる。けど,朝起きると笑顔で起こしてくれる。
そんなあなたの事を愛してる。
あなたへの愛が募り過ぎて,遂には『妻≒推し』に思えて来た。
今まで,こんな事は無かった。いつもいつも,脳内にはあなたしかいない。
あなたの良い所を挙げると切りが無い。それ程まで,あなたの存在に酔ってる。
そんな異常な私のあなたへの愛を話そう。
もちろん,あなたはこんな思いは知らない。知ったら…どんな反応を?拒絶するのかな?
いや…あなたは,私に依存…してる筈だ。
あぁ,今日も可愛い奥さん。いつも以上に私を酔わせておくれ。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。