ふぁ〜…起きたぁ〜…
ご飯を食べ終わるまで
✩キング・クリムゾン✩
グルちゃんにコーヒー持ってくか(書類やってるらしいし)
コンコン
…誰だ?…
(うわっ…絶対に不機嫌じゃん……)あなたです
…入れ…
失礼します、グルちゃんコーヒー持ってきたよ
あぁ、ありがとうな
結構、机汚れてるけど…?
そうだな
そうだなって綺麗にしながらやらないと、どこになにがあったとか…
バンッ!(机を叩く音)
うるさい!黙ってろ!無能が!
パリンッ!(コップが落ちる音)
…………うん…ごめん…
あ、待て!
タッタッタッタッタッタッ
悪い事を言ってしまった…あなたを傷つけてしまった…すまん、あなた…
後で、謝りに行くか…
少し、頭を冷やそう
(初めてグルちゃんに無能と言われた…)
(胸のとこが痛い…相当ショック受けてんなぁ…)
(そうだよね…無能が…あんな事言っちゃ駄目だよね…)
(有能になってから言わなちゃ…)
(今日から修行しよう…この国じゃなくて、ここを出て、そうしないと、きっと強くならない…きっと甘えてしまう)
(手紙を残して、行こう)
(多分、骨折も治ってる)
数分後
(よし、準備もできたし、手紙も書けた、インカムは置いてくか)
(あとは、このダクトから外に出るだけ)
(そろそろ行くか)
(それじゃあ)
行ってきます
トン視点
あなた〜?
コンコン
………
?開けるで?
…居ない…?この手紙は…?
!!!!
あなた!本当に言ってるのか!?
クッソ…、俺のせいで…!
インカム『今すぐ、会議室に集まるように!』
数分後
どうしたん?トントン
あなたが居ないめう〜
まさか…出てったとか…?
……
そうなんですか…?
…俺のせいだ…俺があなたを傷つけたせいで…
落ち着いてください、グルッペンさん
すまない、ショッピ
いや…ワイのせいでもある
てか、帰ってくるんやろな?!
あぁ、でもいつ帰ってくるかわからんくって
そうなんですか
トントン、もういい…諸君もう部屋に戻っていい…
ハイル・グルッペン…
きっと…すぐ…帰ってくる…
しかし、すぐには帰ってこなかった、その後仮面の殺人鬼が現れ死んでいませんようにと祈る
死んでない事を祈るものと早く帰ってきてと祈るものと静かになるものもいた
3年後、我々国とa国との戦争がおきた
クッ…ここまでか…
グルさん!
離せっ!
クソ…!このやろう!
ハハハハッ!グルッペン!お前がミスをしなければ死ぬ事は無かっただろうに!
もういい、殺れ
はい!
その時、トントンが敵の手を逃げてグルッペンの方に走ってた
やめろぉおぉおおお!
もう遅い!
トントンは崩れ落ちてしまった
グハッ!
突然ナイフが飛んできた
だ、誰だ?!
こんにちは、仮面の殺人鬼でございます
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。