第11話

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2018/04/27 09:59
HIROside
断られるか…。と思っていたら受付から女子高校生が俺に用だと言っていると言う連絡が来た。
あなた

失礼します。

HIROさん
HIROさん
こんにちは( *´꒳`* )
あなた

すみませんでしたっ!m(_ _;;m

HIROさん
HIROさん
いいよ👍全然大丈夫!
それだけ大事な事なんだから
この子は1ヶ月も待たせてしまったって言う罪悪感があったから事務所まで来てくれたんだろう
嬉しそうな顔をしたあなたちゃんはすぐに悲しそうな顔になった。
気になったけれど、触れてはいけない気がして聞くのをやめようと思った。

あなたちゃんが話し出して俺は口を挟まないようにした。あなたちゃんは覚悟してきてる。
あなたちゃんの表情でその確信ができた。
あなたちゃんの話はたぶんそんなに昔の事ではないと思えた。

人を信じるのが怖くなる。それはこの世界では難しいものがあるかもしれないけれど、何故かあなたちゃんはその事を考えて出してくれた答えを今日言いに来てくれた。

後は俺次第ってこと。
初めにあった時から気になってた左手首の傷。

今やっと繋がった。あなたちゃんは何かあると自分を責めてしまう性格なんだろう。そして自分の本音は聞いてくれる人が待ってくれないと話せなくなる。
あなたちゃんにとって何がいいのか考えた。でもたぶんここで俺が所属を断ればあなたちゃんは心が折れてしまう。

でも、仕方なく所属はさせたくない。ちゃんと実力もある。

LDHに所属するって事は家族になった様なもの。だから俺は…
HIROさん
HIROさん
しんどい事を話してくれてありがとう。

心配しないでくれ、俺は何があっても裏切らないし、傷つけたりもしない。
何があっても守っていくから。

もう俺らは家族みたいなものだから。
そう言うとあなたちゃんは驚いた顔をしてた。

それから、もう自分の娘みたいなあなたちゃんはあなたって呼ぶことを決めた。
HIROさん
HIROさん
今すぐ信じろとは言わない。だから少し、肩の力を抜いて力を抜いて楽しもう!あなた
いきなり『ちゃん』で呼ばれなかった事に驚いてたけど、笑顔で頷いてくれた事が凄く嬉しかった。
HIROさん
HIROさん
今日からあなたはLDH所属の高校生だな!
「はい!!!!!!」って元気よく返事してくれた。


あなたが心から信じれるやつはココのどこかに居るのかな?

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