広臣 side
あなたから聞いたこと…
それは想像以上で
でもそれ以上にまだ何か抱えてるものがあるような気がして…
あなた side
本当はもっと言いたいこともいっぱいある。
ファンレターも何枚か心当たりもあって…。
それは、、、高校でのこと。
そんな風に嫌われてた。
この時はまだマシだった。
でも…
LDHに入ってあなたとして活動したのがバレてからずっとこれ。
本当は、学校になんて行きたくないけど自分の夢だから。置い続けたいものが、好きなものがここにあるから…。
努力して絶対に高校だけは卒業する。
広臣 side
本当はここで言うつもりなんてなかった。
最初は何でも出来るあなたに嫉妬してイラついてたけどいつも作り笑いのあなたが心配で遠くから見守ってるうちに、目で追うようになってた。
仕方なくあなたは傷を見せてくれた。
その傷は古い傷から真新しいものまで跡が痛々しく残っていた。
ファンレターのことそれは…
そこから、すぐに寝たあなた。
こんなに小さな背中に抱えきれないほどのものを無理して抱えてたなんて…。
もっと早く気づいてあげたかった。
やっと解決すると思ってたのに…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。