さっき…夢で…ドラケンに同じことを言われた気がする
『三ツ谷、愛してる。』
「…ずりぃよ…なんで今頃…そんなのないだろ…なんで…なんで…」
その時
封筒の中から何かが出てきた。
あの時の龍の写真と、ペアリングだった。
俺の目から涙がこぼれた。
今まで我慢してたものが崩れるように
とめどなく流れ続けた。
もう、あいつは帰ってこない。
二度と、あいつの声は聞けない。
もう、二度と会えない。
やっとそのことを受け入れられる気がした。
イヌピーは気を利かせて部屋を出てくれた。
ドラケン。俺もおまえを
愛してるよ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。