第51話

真相篇,過去 Ⅰ .
2,190
2023/03/30 15:00





you side















やっと、やっと。














お母さんとお父さんが報われる。















ずぅっと、頑張って来たんだから。














ごめんね。



あたしがあの時言ってれば良かったのに__。





















No side














あなた
んじゃ、由衣ちゃん。
あなた
コメント読んで?






因幡
……えぇ。























因幡
すべては、12年前の〝 1月21日 〟から始まった___。














2011年1月21日。




当時10才だったあたしには、荷が重すぎる事件だった。















午後7時頃。



あたしは家族と一緒に誕生日会をしていた。














藍川美優
ふふ、今日はあなたの誕生日なんだから、
藍川美優
いっぱいご馳走食べてね〜?













藍川海斗
俺があなたの分まで食べちゃおっかな〜?















あなた
あ!!だめだよー!!!
あなた
これはあなたのものだもん!!













藍川海斗
じゃ〜いっぱい食べなくちゃな?
















あなた
おかーさんの料理だよ!?
あなた
食べれるにきまってるじゃん!!!















今までに無いくらい、幸せだった。

















次の日の朝までは___。






































あなた
え、えっ、…?














藍川海斗
あなた…ごめんな…、?















藍川海斗
なんか、巻き込まれたみたいだ…(笑















お父さんが知らない人に連れていかれる。















目の前で起こっていることが、信じられなかった。



















あなた
ね、ねぇ。おかぁさん、?
あなた
おとぅさんは、どこいっちゃうの、?



















藍川美優
…っ、ごめん、ごめんね…。








お母さんが、あたしを抱きしめながら謝ってくる。





なんで、お母さんが謝ってるのか分からなかった。














お父さんはすぐ戻ってるくる。

って、思っていたから。





















「えー、速報です。



大人気ミュージシャン,シンガーソングライターとしても活躍している“ 藍川海斗 ”さんが、





殺人を犯した。






との情報が入ってきました。」











「これ、ほんとだったら相当悲しいですね…」




「こんなことするような人じゃないですよ…?」

















そんなニュースが、あたしを苦しめた。


















なに、お父さんを悪者扱いしてるの、?















お父さんは、あたしと一緒に居たのに…っ。
























そんな、ドス黒い感情が、




齢10才なりたてのあたしの中に染み込んできた。
































れいん(作者です。)
次続きます
れいん(作者です。)
⚠︎︎これから先結構由衣ちゃん悪者になってきます

れいん(作者です。)
シリアス展開なってきましたねぇ!!!
次から4話くらい過去篇でございます!
れいん(作者です。)
過去篇終わったらいつも通りに戻します👍🏻 ̖́-

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