佐久間side
月曜の午前6:00
寝室に鳴り響くアラームを寝ぼけながら止め、体を起こす。
大きく伸びをして体を起こす。
今日からまた新しい週が始まる。
気を引き締めなければ。
ベットから立ち上がり部屋を出る。
もう頭は働いている。寝起きはいい方だと思う。
「あなたー?起きてるー?」
数日前、ひょんな事から家に住むことになったあなたにドア越しに声をかけたが返事がない。まだ寝ているらしい。
キッチンに向かい朝食の準備をする。と言っても、料理は出来ないのでパンにハムを挟むだけだ。
しばらくすると、あなたが起きてきた。
「さっく〜ん、おはよ…」
眠そうな目を擦りながらソファーに座るあなた。
寝起きは悪いみたいだな…笑
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!