朝方 午前4:30
あなた…あなた…あなた…
誰かが、私の名前を呼ぶ。
誰?私は、もう死んだのよ…
でも。だんだんとその声が近づく。
生きたい。生きて、侑李と…侑李たちと暮らしたい…
その瞬間だった
目を開くと。
そこはホテルだった。
セシルと来て、侑李に助けを求めた場所。
よく見ると。
2人の右腕に、切った跡が。
言い方がグロいし変だが、それは生死をさまよう勢いの賭け。
あなたが、まだ治ってない腹の傷口を押さえながら2人の前に立ち…
パシンッ
叩いた。思いっきり。鼻血が出るか出ないかの勢いで
なんてこと、しちまったんだ…
侑李があなたの腕を引っ張り、抱きしめた
2人をセシルが包む。(ていうか、2人の中にセシルが入った)
あなたが、小さくもがいた声で言い放つ
この言葉は、2人_____自分の関係者全員に言った言葉。
たった一言。僕は、この人にすべてをあげるつもりで言ったんだ。
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2人は、一生の親友。
なにがあっても、変えちゃいけないんだ。
セシルが魔法で悪魔界に帰った後。
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Hey! Say! JUMPが待つ車内
皆、笑顔で迎えてくれた。
私、最初は嫌だった。
けど。今は皆が大切。大事な存在。
ありがとうございます
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!