第6話

#6
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2018/05/20 13:14
涼先輩
...マネージャーさん?

あの日は悲惨でしたよ???
す、すみませんでしたああ!!




酔いが覚め、一日休んでの出勤となったあたし。





もちろん、チームメイトに迷惑をかけたわけであって...

















涼先輩に、説教されてます。




はい。





















涼先輩
あの後最悪だったんだからな...







そうして、わざとらしく身震いをした。















最悪だった...って、どういう風に最悪だったんだろ...










何にしても、最悪だ。








涼先輩
男達が鼻血出しながら倒れていったよ...

俺は何度か経験したから、耐性ついてるけどさ...
あたし...何をやらかしたんですか?
涼先輩
...聞きたい?








にこりと笑みを浮かべた涼先輩だったが、目が笑っていないのを見て、恐怖を覚えた。











...遠慮、しておきます...。
涼先輩
ということで、楓マネには罰を受けてもらおうと思う。
...へ?







「ということで」って、全然話繋がってませんけど!??






















涼先輩
...罰として、大輝とデートしてこい!!
...へ?










二度もへ?と繰り返してしまった。





...もしかして、涼先輩なりの優しさなのかも。






再会してからまともに出かけていなかった私達に、あくまで“罰“として、デートしてこいと言ってくれたのでは?






と、都合のいい解釈をする。


















...でも、マネがサボっちゃっていいんですか?





気になるのはここだ。



ほぼ年中無休であるこのサッカーチームで、マネの私はサボってもいいのだろうか...














涼先輩
んなこといいんだよ!!

てか、リア充がいるだけで練習する気失せるんだわ!!
ひ、ひどくないですか!?!?
涼先輩
ってことで、黙ってイチャついてこいー
...ありがとうございます!






サボるのは気が引けるけど、胸は久しぶりのデートに高鳴っていた。











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