第91話

夕日に向かって走ろうぜ……
9,995
2021/03/24 08:53
(中庭
エース・トラッポラ
はぁ〜?突然なんだよ?
ジャック・ハウル
男が腹を割って話すんなら、まずは拳からだろ
あなた
(ジャックさん思考が物騒で怖いですわよ←)
ジャック・ハウル
てめーらが口だけの輩じゃないと俺に証明できたら俺の知ってる話を教えてやってもいい
エース・トラッポラ
げっ、オレそういう汗臭いの苦手なんだけど
デュース・スペード
俺はそういうの嫌いじゃねぇぞ。わかりやすくていいじゃねぇか!
グリム
ふな“っ!?デュースのワルスイッチが入っちまったんだゾ!
ユウ
デュースくーん、不良の名残出てきちゃってるよー
ジャック・ハウル
よし…じゃあ行くぞ!
エース・トラッポラ
はっ!?もう!?
デュース・スペード
シャァッ、やってやる!
グリム
完全に不良モードなってるゾ
あなた
oh......
ユウ
あ、僕みんなのことあなたと見守ってるから頑張ってねーバカコンビにグリム←
エース・トラッポラ
ずりーぞオマエ!
ジャック・ハウル
余所見してる暇なんかねーぞ!
エース・トラッポラ
うわっと、あっぶねー…………あーもうやってやるよ!やればいいんでしょ!


(激闘しゅーりょー
ジャック・ハウル
うぉぉぉぉあ!
デュース・スペード
おらあああ!!
ジャック・ハウル
はぁ、はぁ……
な、なかなか鋭いの打ち込みやがる…
デュース・スペード
はー、そっちこそ……
はー、やるじゃねぇか……
グリム
オマエのパンチ、オレ様のハートに響いたんだゾ…
あなた
夕日に向かって走ろうぜ……←
エース・トラッポラ
ぜー、はー………お前ら空気に飲まれすぎじゃね?もう選手枠とかどーでもいーわ………てか怪我してるあなたはともかくユウはずりーぞ
ユウ
ごっめんね〜、僕ひ弱だからさッ☆←
エース・トラッポラ
イラッ、オマエほんとムカつくことしか言わねーよな
ユウ
それほどでもー笑
あなた
煽んのやめぃ
ジャック・ハウル
……よし、これでケジメはつけた
俺の知ってることは話してやる
エース・トラッポラ
ケジメって、なんのケジメだよ
ジャック・ハウル
俺自身の心のケジメだ
所属寮を裏切ることには違いねぇからな
ジャック・ハウル
だが、俺はもう我慢ならねぇ!!!!
ユウ
(なんか今からすっごいめんどくさいのが始まりそうだな…←)
ジャック・ハウル
どんなに強い選手だろうが、自分たちの力で掴んでこその勝負だろ
ジャック・ハウル
今回の大会だって、俺は自分がどこまでやれるのか挑戦するつもりで自分を鍛えてきた
ジャック・ハウル
卑怯な小細工なんて反吐が出る!
ユウ
だけど君もかなりふりょuムグッ
あなた
シャラップ!
ユウ
……
(え、あなたに口塞がれてるンだけど…これいくら払えばまたやってもらえる?←)
ジャック・ハウル
そんな真似をした勝利になんの意味がある?
ジャック・ハウル
俺は、自分自身の力で勝ち上がってテッペンを獲ってやりたかったんだ!!
あなた
あくまで自分のためなんだ
ジャック・ハウル
他にどんな理由があんだよ
あなた
さあ?俺は知らね
ジャック・ハウル
だろ
エース・トラッポラ
……コイツ、ユウとは違うタイプのスゲー面倒くさい奴だ←
あなた
(ち、違うタイプwww
確かに煽りまくってるから面倒くさっちゃ面倒くさいな笑笑←)
ユウ
エース、僕の耳がおかしいのかな。僕が面倒くさい奴って聞こえたんだけど
エース・トラッポラ
そのとーり。もうお前俺の中でダントツで1番面倒くさい奴←
ユウ
君もなかなかにウザイからね笑←
エース・トラッポラ
そーゆうとこだぞお前
デュース・スペード
わかる!
ジャック、俺は分かるぞ!その気持ち!
あなた
(デュースくーん、不良モード少し入っちゃってますぜー)
グリム
コッチにも面倒くさいヤツがいるんだゾ
ジャック・ハウル
ラギー先輩のユニーク魔法は……
ジャック・ハウル
「相手に自分と同じ動きをさせることができる」ものだ
ジャック・ハウル
操りたい相手と同じ動きをすることによって本人の不注意に見せかけて事故をおこしてきた
エース・トラッポラ
なるほどね、だから食堂ではバレないようにグリムと同じ動きをしてパンを交換したってわけか
グリム
クソ〜!
その話が出るたびに腹が立つんだゾ!食べものの恨みは恐ろしいんだゾ!
あなた
いやお前何に対しても執念深いからな
デュース・スペード
……ん?待てよ
デュース・スペード
ターゲットのそばで階段から飛び降りるような動きをしたら、すぐに怪しまれそうじゃないか?
ユウ
!!おぉ…成長したねデュース
あのヒヨコショックでテン下げしてたデュースくんが……そんなことに気づけるようになるなんて……←
デュース・スペード
一言多い
ジャック・ハウル
いや、一連の事件はラギー先輩が単独でやってるわけじゃねぇ
ジャック・ハウル
おそらくサバナクロー寮の奴らはほとんどがグルだ
グリム
ふな“つ!?
ジャック・ハウル
そいつが言うようにターッゲットのそばで変な動きをしていれば目立つ
ジャック・ハウル
だから、寮生どもがラギー先輩の壁になって目立たない様に誤魔化しているんだと思う
ユウ
あのムキムキマッチョ達が壁………逆に目立たない?
ユウ
てかあつくるしすぎでしょそれ←
あなた
ユウ、本当のことは言わないであげろ←
デュース・スペード
寮ぐるみでの犯行……どうしてそんなことを
エース・トラッポラ
んー。マジカルシフト大会での順位や活躍ってかなり将来に響くんだろ?
エース・トラッポラ
だったら気持ちは分からなくもないけど
ジャック・ハウル
グルルル……!
エース・トラッポラ
うわ恐っ!
歯ァむきだして唸るなよ
あなた
ジャックー、少し落ち着けー。それエースの冗談だから(。´・ω・)ノ゙ナデナデ
(WOWめっちゃフサフサしとるー、ちょっと1日1万払うから撫でさせてくんない?←)
ジャック・ハウル
!?…………………わ、分かったからもう撫でんなあなた!
(い、いきなりコイツやりやがって……やっぱ天然タラシだな←。先輩やアイツらが惚れる理由もわかる…まあ俺も……)
ユウ
チッ
(…羨ましいッ!!!!僕も撫でられたい!!!!)
デュース・スペード
(…頭によく届いたな←そこじゃねぇ)
エース・トラッポラ
(………今風魔法ぶっぱなして吹き飛ばしちゃダメ?←)
ジャック・ハウル
……と、とにかく将来よりも今だろ
今の自分の実力を見せつけなきゃ意味ねぇだろうが
ジャック・ハウル
俺が特に気に入らねぇのは
寮長、レオナ・キングスカラーだ!
ジャック・ハウル
アイツは凄い実力があるはずなのにちっとも本気を出しやしねぇ
グリム
確かにアイツダラダラしてるのにめちゃくちゃ強かったんだゾ
ユウ
あー、あのライオンパイセンか←
あなた
あの人何に対しても全力を出してないからな、強いけど
ジャック・ハウル
だろ!?せっかく持っている力を何故磨かない!俺はそういうヤツが1番嫌いだ
ジャック・ハウル
3年前、レオナ先輩が大会で見せたプレイ は本当に凄かった
ジャック・ハウル
だから、俺はこの学園に入れて……
ジャック・ハウル
サバナクロー寮に入って、あの人と本気ガジでマジフトの試合がやれるもんだと思ってたのに……
あなた
(え、実際だと耳垂れてるの?は???可愛すぎて辛いんだが???←)
カシャッ
エース・トラッポラ
あのさー、お前ら(小声)
エース・トラッポラ
コイツさっきからずっと自分トコの寮長に文句を言っているようで……(小声)
ユウ
絶対尊敬してるよね、しかもめちゃくちゃ(小声)
あなた
なんか感情が裏返しになってんな(小声)
ジャック・ハウル
今までの事件は、奴らにとって行きがけの駄賃みたいなものだ
奴らはもっと大きなことを目論んでる
デュース・スペード
大きなこと?
ジャック・ハウル
ディアソムニア寮寮長、マレウス・ドラコニアだ
ユウ
……
(え、誰それ。ぜんっぜん知らないんだけど)
ジャック・ハウル
ヤツはバケモノ並みのパワーでディアソムニア寮を2年連続優勝に導いた
ジャック・ハウル
そのせいでサバナクローは無得点のままトーナメント初戦敗退
先輩達はそれに恨みを持っている
ユウ
無得点……だからこんなことを起こしてまでやるのか
デュース・スペード
初戦敗退とは、優勝常連寮としてはさぞ悔しかっただろうな……
ジャック・ハウル
ああ。世界中が注目する中、大恥をかかされたわけだ
ジャック・ハウル
先輩達はその雪辱を果たそうとしている
しかも、卑怯なやり方で
エース・トラッポラ
大会当日、ディアソムニア寮になにか仕掛けるつもりってことか
あなた
選手入場の時や全員が集まる時が狙われる可能性が高いな
ユウ
だね、あなた
(うぅ、カッコイイ僕のあなた…顔も良くて性格よくて頭いいとか………もう君、僕の嫁に来ない?←)
ジャック・ハウル
そうだ
だから、俺はその計画をぶっ潰す!
リドル・ローズハート
話は聞かせてもらったよ
デュース・スペード
ゲッ、ローズハート寮長、ダイアモンド先輩と………クローバー先輩
ユウ
嫌な先輩まで来た…←
ケイト・ダイヤモンド
ゲッ、ってなにゲッ、て、俺ら先輩なんだけどなー
トレイ・クローバー
俺の不自然な間はなんだデュース?
デュース・スペード
……
トレイ・クローバー
無言やめようか
リドル・ローズハート
…ゴホン、キミたち。そんなことで争っている場合じゃないだろう
リドル・ローズハート
それにしても、伝統ある大切な行事を私怨で汚そうだなんて、許せないな
トレイ・クローバー
どうするんだ?リドル
リドル・ローズハート
今までのラギーの犯行も証拠がない以上断罪することはできない
リドル・ローズハート
狡賢いレオナ先輩のことだ
今告発してもうまくかわすだろう
エース・トラッポラ
つまり犯行現場を押さえるっきゃない、ってこと?
リドル・ローズハート
ボクに少し考えがある。まずは……
ジャック・ハウル
待て。知ってる情報を話しはしたが俺はお前らとツルむつもりはねぇ
ケイト・ダイヤモンド
え〜、ここに来てそれ言う〜?
あなた
…まじ?ちょっとぐらいはダメ?
ジャック・ハウル
……無理だ、じゃあなお前ら
(ダメ……言い方が可愛いなこいつ←)
ユウ
そうはいってもさ
君、ほかの事件も止められてないでしょ
あなた
 (A・O・RI・SU・GE・DE・WA・RO・TA☆←)
ジャック・ハウル
……あ?
グリム
こいつやっぱ相変わらずだゾ
デュース・スペード
確かに1人対寮全員じゃ、勝算が低いよな
ユウ
賢い狼は群れで狩りをするけど、君はずっと一匹狼で勝算低いまま頑張るわけ?
ジャック・ハウル
………
あなた
(無言続くとか聞いてないんですけど
よし、ここは原作クラッシャーであるこの俺が!!)
俺からも頼むよジャック、な?
ジャック・ハウル
……………………
いいだろう。話くらいは聞いてやる
ジャック・ハウル
だが。あなたには悪いがもし気にくわねぇ作戦だったら、俺は抜けるぜ
エース・トラッポラ
コイツマジめんどくさ……
ユウほどではないけど←
あなた
(お前はユウに恨みでもあんのかエース)
ユウ
ん?
トレイ・クローバー
お前達3人組もなかなかめんどくさいぞ
エース・トラッポラ
 いや、トレイ先輩だけには言われたくないですよ←
デュース・スペード
だよな、あのクローバー先輩だけには言われたくないっす←
ユウ
あなたもなかなかめんどくさいですよメガネパイセン←
トレイ・クローバー
ん?喧嘩売ってんのかお前ら。
それならかうが←
ケイト・ダイヤモンド
ストップ、結構どうでもいいことでバトってるからしゅーりよー
あなた
それにリドル先輩に首をはねられますよ
全員
リドル・ローズハート
キミたち(´ω`╬ )ゴゴゴゴゴゴォ…
トレイ・クローバー
(おっと、少ししくじったな)
エース・トラッポラ
(やっべ)
ユウ
(目がガチすぎて草←)
デュース・スペード
(まずい……)
リドル・ローズハート
今すぐその無駄な争いをやめろ
リドル・ローズハート
さもなくば……お分かりだね?
全員
はい寮長←あなた、ケー君除く
リドル・ローズハート
全く…じゃあ、さっきの続きの話をするよ。まず……………

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