.
.
.
目が覚めたとき、時刻は8時。
激しく鳴り響くインターフォンの音で目が覚めた。
本来激しく鳴り響くものじゃないでしょ、
なんて心の中で悪態つきながら上体を起こし、モニターを見ると爆豪の顔が写っていた。
この顔あの爆豪?!かっちゃん?!なぜ?!大丈夫そ?!
※夢の中の私と爆豪は付き合ってないっぽかったです!そんで私の片思い!というか3次元に推しきたぁああ的な感じでしたね。
マイクをオンにしてモニター越しに慌てて話しかける。
家に上がってもらう?
いや、この汚い部屋に爆豪は入れられない!
自問自答を繰り返した後ひねり出した結論は、外で待っていてもらう。というもの。
急いで着替えを済ませ、玄関の扉を開けて外に出る。
そのまま外へ出て行き、どこへ行くとも言わずただただ歩きながら話した。
やべえ、告られる?告られる?爆豪に?まじか!
お前には言ったろ?的な顔された!!
いやいや言われてない!!
そもそも私とあなた初対面!!
こちら的には初対面では無いですけれども!
精一杯のにこやかな微笑みを向けると、頬を綻ばせて微笑んだ。
お、おおおしゅんとすんな!
かわいすぎて吐く!!
あ、喘息持ちの設定かな?私。
夢小説の設定上でありそうな(メタイ)
こんないいタイミングで親からの電話がかかってくる。
早く帰ってこいとの達しであったため、とりあえず帰ることを伝えると、
と言ってクシャッと笑いながら頭を撫でられる。
家の前でヒラヒラと手を振られ別れを告げ、帰り行く爆豪の背中を見ていた。
すると急に振り返った爆豪は、「今日の夜も電話するわ」とまた満面の笑みを私に向けるのであった。
何だこの夢、幸せ(?)すぎて泣けるぜ!!
でも悪いね、私は切爆派なんだ\(◜▿◝ )/
〜作者から〜
今年からはしっかり頑張ります。
どうか、私のことを見捨てないでください🥲
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。