第112話

番外編、お前ら台風だってよ?!
4,346
2020/09/07 00:58
『台風102号の急速な接近により、日本列島は…』
あなた
わ、台風だって〜
上鳴電気
つか102号てww
切島鋭児郎
どうりで雨風強いわけか〜
あなた
なるほどね、!
瀬呂範太
今回の台風やばいらしいぜ?お前らいろいろ準備してっか?
上鳴電気
え、してねえ!
爆豪勝己
なんか食いモン買いに行くぞ
あなた
はーい!
.

.

.
瀬呂範太
うちのクラスのいいとこってよ、水は轟がいるから確保できるし、停電しても上鳴いるからなんとか行けそうってところよなー
あなた
え、それなー!
上鳴電気
俺大活躍?!
切島鋭児郎
すげーな!
あなた
しかも、砂糖なら私出せるし!
瀬呂範太
よし俺ら勝ち確〜
そんなこんなで来ましたスーパーマーケット。


パンとか全然無いし、カップラーメンとかも全然無い!!!!
あなた
爆豪ー、食べ物無いようー
爆豪勝己
オリーブオイルでも飲んどけ
あなた
ぴえん
上鳴電気
残ってたラーメンとりあえず買っとくか、!
切島鋭児郎
あとはー、お菓子とかあればいけそうじゃね?
瀬呂範太
だな、それで耐えるしかねえわ
こうして馬鹿みたいにお菓子とカップラーメン買って、寮に帰った。


水は一応轟くんに氷とかもらえるけど、迷惑かけたくないということで、水道水をたくさん溜めることにした。


あとは、ロウソクとかマッチとかそういうの買っとけば良かったあって後悔してたら


なんか常闇くんが持ってて、何本かもらえた。


そんで、自分たちの部屋の雨戸を全部閉めて、一応のために、窓に瀬呂のテープを貼っといた。


結構万全を期してるって感じ!


台風直撃の日、学校は休みになって寮で待機。


その日は早いうちにお風呂に入って、ご飯を済ませて、派閥男子は私の部屋に布団とか色々持って避難してきた。
あなた
夜中が1番やばいんだってー!
瀬呂範太
夜中はもう寝ちまえばこっちのモンだなw
上鳴電気
いやいや、この状況で寝れねぇって!もう既にめっちゃ窓ガタガタいっててこえーよ!
切島鋭児郎
きっと大丈夫だぜ上鳴!ここには爆豪もいるしよ!
爆豪勝己
当たり前だァ!
あなた
あなたちゃん窓際で寝るのいや。窓パリーンなって、刺さったらいや。
上鳴電気
それ俺らもおなじな?w
瀬呂範太
いや、窓割れねえからww
切島鋭児郎
こんな補強してて割れたらさすがにやべーww
あなた
じゃあ誰が窓際で寝る?
そう言うと、みんな一斉に黙りこくる。


みんな嫌なんかいww
結局ジャンケンで負けた瀬呂が窓際。


窓際から順に行くと、瀬呂、上鳴、私、爆豪、切島の順で寝ることになった。
あなた
わーい真ん中ー!嬉しー!
瀬呂範太
今までありがとな…
あなた
窓割れないって言ったの瀬呂やんけww
あーだこーだ言いながらも布団に入ればみんなすぐにぐっすり寝ちゃって、結局起きてたのは私一人になった。
あはーん、泣きそう。


風がどんどん強くなってるし、電気もチカチカしだしたし、


どうしよどうしよ。


え、もう死ぬ感じ?
ピロンっ
『新規通知 1件  肉倉精児』
え、せいじくんからなんかきた
肉倉))台風が直撃しているらしいが、無事か?
甘井))雄英やばい感じ。士傑は?
肉倉))こちらはまだ問題無い。
甘井))そっちも気をつけなね〜
肉倉))嗚呼。貴様の方こそ、十分に警戒していた方が良いだろう。
甘井))ありがとう〜
せいじくんからの連絡で多少寂しさは和らいだものの、会話が終わるとまた孤独に戻る。


携帯を閉じて、寝ようかなーって思ったとき、爆豪に後から急に抱きつかれた。
爆豪勝己
誰と話しとんだ
あなた
せいじくん
爆豪勝己
肉野郎と何の話だ?
あなた
なんか、台風大丈夫?っていう安否確認みたいな?
爆豪勝己
そうか…
あなた
嫉妬かわいい大好き愛してる
爆豪勝己
うっせ…///
爆豪勝己
つかよ、寝れねェんか?
あなた
うん、さっきから電気もチカチカしてるしちょっと本格的に怖くて
爆豪勝己
俺が守ってやるからもっとこっち来い。
爆豪にそう言われて、爆豪のお布団にお邪魔させてもらった。


めっちゃいい匂い。


最高。寝れそう。
あなた
停電なったらどうするー?
爆豪勝己
そのうちなる。心配すんな。
あなた
だよね〜…
そんな会話をした矢先、ぱっと電気が消えて部屋は真っ暗になった。
爆豪がすぐに抱きしめてくれて、背中をトントンされてくうちにいつの間にか眠気に襲われていく。
あなた
爆豪、怖い…
爆豪勝己
俺がいるから大丈夫だわ。
あなた
ありがと…
いつの間にか眠ってしまって、目が覚めたとき、まだ停電中で雨戸も閉まって真っ暗だから何時か分からなかった。
携帯を開いて時計を見ると、夜中の3時。


1番怖い時間に起きたわこれ〜
とほぼ半泣き状態になる。
相変わらず風も強く、雨足はどんどん強まっているようだった。
怖くなって爆豪を起こそうと思ったけど、なかなか起きない。


なんてこった。


諦めて上鳴電気を起こそうと思ったけど、多分私よりビビリだからやめとこ、と諦めた。


どうしよう〜と思って布団を何回もかぶりなおしたりしてゴソゴソしてたら、


切島が目覚めて、あなた?と聞いてきた。
切島鋭児郎
寝れねぇの?
って言われて迷わず即答。
あなた
寝れない助けて!
SOSを発信したら、切島にこっち来い!と言われた私は爆豪と切島の間に入り込む。
切島鋭児郎
目ぇ覚めちまった?
あなた
うん…風が思った以上に強いしさ、まだ停電してるし…ちょっと泣きそうだった。
切島鋭児郎
もう大丈夫だぜ、あなたが寝るまで俺が起きててやっから!
暗くて見えないけど、もう眩しいくらいの笑顔で微笑んでんだろうな〜って感じた。
あなた
鋭ちゃあん、神
そして、また2回目の眠りについたのであった。
.

.

.
あなた
んん…
上鳴電気
あ、あなたおはよ!
あなた
おはよ…
電気はやっぱりまだ止まってて、時間を見るとそろそろお昼になりそうなところだった。
あなた
もうお昼かあ…
上鳴電気
めっちゃ寝てたぜ?あなた
あなた
うん、めっちゃ寝たww
あなた
つか、他の3人は?
上鳴電気
あ、あいつらトイレ!
あなた
なるほどね〜
私は布団から出て、朝ごはん用に買っといたメロンパンをもそもそ食べ始める。
上鳴電気
おいし?
あなた
めっちゃおいしい
上鳴電気
よかったよかった
瀬呂範太
ただいまー
切島鋭児郎
お、あなたおはよ!
あなた
おはよ!
外見た?
爆豪勝己
いろんなモンが飛んで来て、壁に穴あきそうなとこあった。
あなた
結構やばめw
あなた
つかなんか頭いてー…
天気が悪いと、偏頭痛発生する甘井あなたでございます。


なので、決して病的な頭痛ではありません。
上鳴電気
え、大丈夫かよ?!
瀬呂範太
死ぬなあなた!!
あなた
いや死なないしww
ただの偏頭痛w
切島鋭児郎
今日も学校休みだし、ゆっくり寝た方がいいぜ?
爆豪勝己
頭痛薬持ってくる
あなた
え、神なの?
2人は…神かなにか?
そして私は、とりあえず薬飲んで、寝ることにした。


課題?あー、そんな物のことは忘れたww


台風もなんとか過ぎ去って、やっと雄英にもいつもの安息な日々が戻ってきた。


でも、夜がなんか怖くて寝れない私は、しばらく派閥男子にいてもらうことになりました。


ほんと神。


ありがとうだぜ☆


皆さん、今回の台風やばいです。


気をつけてください、!!



〜作者から〜
作者のところは、昨日の夜がピークでかなり怖かったです💦


家ごと揺れるような感じでした、!


停電も続いているのですが、充電が切れるまでお話を描き続けたいと思います!


みなさんほんとに気をつけてくださいね!!

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