第14話

轟くんのことを知ってるようで実は知らない
16,226
2019/08/20 15:08
前回のあらすじを私説明しようと思ったけど、疲れそうだからやめときます☆
今は2回戦に向けてただひたすら金平糖を食べるのみ。だって、だって…轟くんと戦うんだよ?!ほんと無理。怖い。助けて。
上鳴電気
うわっ、なんかあなたの金平糖食べるペースが早くなった!!
瀬呂範太
そりゃあ次轟だもんな〜ww
あなた
ど、どどどどうしよう…😭
吐きそう…なんか、吐きそう…
上鳴電気
吐くな!今吐いたら糖分全部出るぞ!
あなた
うぅ…🤭
瀬呂範太
食いすぎじゃね?www
あなた
30本…合計9000粒…
上鳴電気
10000いきてえな〜www
瀬呂範太
ストックあと何本あんの?www
あなた
5本…
瀬呂範太
あと4本食っとけばいけるなwww
上鳴電気
もう5本食えばよくね?www
あなた
頑張る…
これで、さっきの戦いで余った分も合わせて、13000粒はいくはず…
え?みなさんが気になるのはそこじゃない?どうして爆豪と切島が喋らないのかって?今あの2人戦ってるんです!!
瀬呂範太
それにしても、どっちも応援してえんだよな〜www
あなた
なんか、この戦い見てるの複雑な気持ちになっちゃうな…
上鳴電気
できることなら派閥同士は避けたかったよな〜
あなた
まあでも上鳴はうぇーいだったもんね。早かったからびっくりしたwwwww
上鳴電気
そんな笑うなよ〜!!
瀬呂範太
まあでもあれは俺も笑ったわwwww
プレゼント・マイク
勝者、爆豪〜!!!!
上鳴、瀬呂、甘井
あ、まともに見てなかった…
プレゼント・マイク
次の対戦は〜、轟VS甘井!!
あなた
あはは、死んできます…😇
瀬呂範太
いや、生きろよ?!
爆豪勝己
靴、履くか?
あなた
あ、爆豪!おかえり!いや、どうせ脱ぐからはだしでいいよ!
※個人戦の時一旦靴は返してました!
爆豪勝己
半分野郎に負けんじゃねえぞ?
上鳴電気
そうだぞあなた!!負けたら次遊ぶとき昼飯おごりな?
あなた
うわー、それはやばいww
そしたらちゃんと買ってくるねww
瀬呂範太
買ってくる=負けておごりって意味になるだろ!!wwww
上鳴電気
ちゃんと勝ってこいよ?ww
あなた
わかりました…ww
物間寧人
あなたは僕に希望を与えてくれた。だから、簡単に負けてくれるな。
あなた
わかった。
轟焦凍
お互いに頑張ろうな。
あなた
うん、頑張ろう!
ミッドナイト
よーい、始め!!
きた、轟くんの氷結。最初から一気に攻めてくるのは分かってた。とりあえず氷砂糖で防御するけど…
轟焦凍
本物の氷と氷砂糖では、強度が全然違うだr…
バキッ!!
よし!氷が折れた!!
あなた
氷砂糖の方が強いの知らなかった?
轟くんが驚いてる隙に、火の個性を使って周りの氷結を溶かす!!
轟焦凍
ああ、知らなかった。
ここで粉塵爆発!!
轟焦凍
_っ!!
視界が粉砂糖で悪くなってる間に、地面へ水あめを出して金平糖をばらまき、金平糖を固定させる!踏んだら痛いよ☆
プレゼント・マイク
ここで甘井が轟を追い詰めた〜!!ここまで無敗の轟を破ることが出来るのか!!
あなた
轟くん、私はいつでも攻撃してもらって大丈夫だよ?
プレゼント・マイク
くそー、なんかムカつく言い方だ!!
いや、仮にもあんた教師かよwww
でもこの煽りに乗って轟くんが金平糖をばらまいた所を踏んでくれれば…!
轟焦凍
っ、いてぇ。
よし、踏んだ?!
轟くんの背後に回って…
あなた
ゲームオーバーです轟くん。
そう言って、指を銃の形にして突き出す。
あなた
ありがとう。いい戦いだったよ。
でもここでおしまいね。バーン。
私のとっておきの技。ある程度のスピードを付けて指先から金平糖の弾丸を打つ。運が良ければ、気絶させられるツボに入るはず…
ん?おかしい。倒れた音がしない…
あなた
…しまった!!轟くんの影だと思ってたのは、ただの氷の塊…!!視界を悪くするのも良し悪しだっt…
そこへ私の横から氷の塊が襲い来る。
ボトッ
プレゼント・マイク
何か鈍い音が…ああああ!どっちかの腕が落ちてる!!
轟焦凍
右腕がもがれたのにどうして痛くなさそうにしてるんだ。
プレゼント・マイク
どうやら甘井の右腕らしい!!
上鳴電気
は?!右腕ちぎれるとかあいつ大丈夫なのかよ!!
あなた
作者がね、第1話で公開すんの忘れてて助かったわ…
轟焦凍
何を言い出すんだ。
あなた
摂取した金平糖の量が1万粒を超えると、体の1部とか全体を砂糖人形みたいに糖化させることができるの…だから腕がもげてもまた付けられる。
轟焦凍
傷口から砂糖がボロボロ出てるぞ。
あなた
それが厄介なの。血は出ないけど、糖分が少なくなるから糖化はあんまりやりたくない。
私の上着を左手と口でちぎって、右腕に巻く。
とりあえずこれで砂糖が体内に吸収されるだろうな…
峰田実
上着を着てないと、エロいな…
爆豪勝己
見たら殺すぞ!!
上鳴電気
まあまあまあ。
轟焦凍
お前は攻撃も早かった。すごいと思う。
あなた
轟くんは…轟くんは、どうして炎を使わないの?!使ってよ!!私だって本気で戦ってる!いつもはバカなことしかしてないけど、今は本気なの見たら分かるでしょ?!
轟焦凍
あなたは、俺の事を知ってるようで何も知っていない。
あなた
___っ!!
あなた
知らなくったっていいじゃん。私は弱いから、炎使わなくても勝てると思ってる?
轟焦凍
俺も、お前のことを知ってるようで何も知らない。
あなた
さっきからそれしか言わないじゃん…なんでもいいから炎使ってよ…
轟焦凍
わかった。だけど、これであなたも終わりだ。
あなた
いいや、終わらせない!!
轟くんが炎を使ったら床の水あめと金平糖が熱に耐えられなくて爆発するかも。
バン!!バン!!バン!!💥
爆発の煙で何もかも見えずらい。襲撃には絶好ね。
あなた
一時期あめ細工にはまってたから、素早くなんでも作れるようになった!!
柄の長い槍を作ろう。うんそうしよう。でも右腕無いから作りづらいよ?!よし、できた!!
そうこうしてる間に氷の塊がまた来た。捕えられる前に投げなきゃ。
あなた
届けぇぇぇえええ!!
私は氷の塊で捕えられた。槍は…槍はいずこ(どこ)に…?
轟焦凍
おしかったな。
あなた
届いてない…
ミッドナイト
甘井さん、行動不能によr…
あなた
まだです!!まだいけます。
全身を火の力で熱くする!!
あなた
とけた…!
轟焦凍
まだ続けるつもりか?
あなた
続ける。それに、炎使うのやめて氷で捕まえたこと、許さないから。
四方八方から氷の塊が攻めてきた、最後に残してたこの技を使うしかないのかな。
プレゼント・マイク
これは完全に捕えられてしまったはず!!逃げられはしない、恐ろしい!!
轟焦凍
あの中にいるのは、あなたじゃない…
プレゼント・マイク
なんと!甘井の形をしたただの砂糖人形が捕えられている!!
轟焦凍
本体はどこに…
あなた
後ろだよ!!
振り返った!
ここで腹パンを1発お見舞いしちゃうよ☆
轟焦凍
かはっ…
プレゼント・マイク
これがほんとに女子の力なのか!痛そうだ…
ああ、やばい…あの1発しかお見舞いできずに私の体は糖分不足を迎えるの?
轟焦凍
…砂糖人形を作る技、そうとう糖分を使うみたいだな。
あなた
そうね…もう、げんかi…
バタッ
爆豪勝己
クソあなたー!!!!
爆豪勝己
諦めたら殺すぞ!!!!!!
轟焦凍
意識は無いはずなのに、どうして…どうしてまだ立ち上がってくるんだ…
プレゼント・マイク
白目を剥いたまま…立ち上がってきた。甘井あなた、恐ろしいヤツ…
上鳴電気
あなたは、轟と違って諦めたりなんかしねえよ。
瀬呂範太
轟も見習え!!
意識がもうろうとする中で、みんなの声が聞こえる…まだ諦められない。諦めたらいけない。
左手の拳を握りしめて、精一杯轟くんのお腹を殴る…
ポンッ
轟焦凍
痛い。
あんなの痛くないはずなのに…
あなた
やさ…し…いね…轟く…
バタッ
ミッドナイト
あ、甘井さん戦闘不能により、勝者轟くん!!
救護する人
急いで運ぶんだ!!
右腕も持ってこい!!
爆豪勝己
あなたについて行く!!
上鳴電気
お前は次戦わないといけねえんだから、俺と瀬呂に任せとけ。
爆豪勝己
早く終わらせて俺も向かう。
頼んだぞ。
《救護室》
リカバリーガール
腕を繋ぐのは私にも難しいね…
とりあえず糖分を点滴しよう
瀬呂範太
おいあなた、目覚ませよ…
上鳴電気
あなたよく頑張ったぜ…
あなた
ば…ごう…、きり…ま、かみな…、せ…ろ…
瀬呂範太
ここにいるから安心しろ?
あなた
う…ん、
《数十分後》
爆豪勝己
あなた!!
リカバリーガール
静かにしな!まだ眠ってるんだから。
上鳴電気
あなた起きるかな…?😭
瀬呂範太
もし起きなかったら…
爆豪勝己
もしもの話は無しだ。
あなた
ん…おはよう…
上鳴、爆豪、瀬呂
?!お、おはよう…
あなた
あったま痛いなあ…
上鳴電気
うわああぁあ、よがっだ、いぎでる😭😭
あなた
死なないよ、死なないから抱き着かないで…
瀬呂範太
あなたかっこよかったぜ😭😭
あなた
ありがとうありがとうww
ほんと分かったからみんな抱き着くなってww
爆豪勝己
俺、お前が死んだかと思った。
あなた
死なないってww
爆豪はいいの?私に抱きつかなくてww
爆豪勝己
_っ、まだ終わってねえから我慢する。
あなた
わかったww
次は、誰と?
爆豪勝己
半分野郎かクソメガネ。
あなた
そっかそっか…
どっちだったとしても、全力で頑張ってね!!
腕くっつけてから応援しに行くね。
リカバリーガール
そんな体で行けるわけないだろ?昼休憩まで動くの禁止だよ。
あなた
え、あ、はい…
爆豪勝己
まあいいわ。俺はどうせ完膚なき1位になるだけだからな。
あなた
そうだね!よし、行ってらっしゃい!!
爆豪勝己
ん。
上鳴電気
頑張れよ爆豪!!
瀬呂範太
応援してるぞ!
爆豪勝己
おう。
上鳴電気
んで、あなた、どうやって腕くっつけるんだ?
あなた
右腕がちぎれてるところから水あめ出して、くっつけるだけ!簡単でしょww
瀬呂範太
簡単すぎて、怖い…
リカバリーガール
さあ、くっつけるよ!
あなた
はーい!
腕がくっついて良かった!すんごく安心!あー、右腕とか久しぶりすぎ〜!
物間寧人
あなた、大丈夫か?あの轟相手によくあそこまで戦えたな。かっこよかった。
あなた
あ、どうもありがとう(*ˊ˘ˋ*)
物間寧人
/////それを伝えに来ただけだ。もう帰る。
あなた
うん!またね〜!
瀬呂、上鳴
恋に落ちる音がした
あなた
私は落ちてないけど…
瀬呂、上鳴
お前じゃない。
あなた
もうわけわからん…とりあえずちょっと寝るね。爆豪帰ってきたら起こして…
本気じゃない轟くんに負けた。そう思うとなんだか悔しくて。個性糖分なんてバカらしくて。自分の弱さに嫌気がさした。戦いで吹っ飛んだ私の腕をいとも簡単に繋げるように、簡単に負けた自分が恥ずかしくて。私は、上鳴と瀬呂に背中を向けて寝たフリをしながら静かに泣いた。それに気づいてないフリをして私の手をそっと握ってくれた上鳴と眠りにつくまで頭を撫でてくれた瀬呂の存在にありがたいと思ったことは、内緒にしておこうと思った。
     
         To Be Continued↪︎


〜作者から〜
今回は戦闘シーンが主でした!
この戦闘シーンを書くのが難しくて、あまりというか全然うまく書けなくて…いろいろ伝わりにくい部分がありましたらごめんなさい🙇‍♀️
次回はいよいよ借り物競走になると思います!!
爆豪くんがちゃんと告白したりできるかは未定ですが、爆豪くんを応援する感覚でいいねとお気に入りよろしくお願いします!
ではまた次のお話で!!

プリ小説オーディオドラマ