第16話

テヒョンさん
328
2020/11/28 15:49










今日も記念館へ向かい、










掃除をする。














ジミン先輩、いつ来るかな……?





















扉が開く音がして、











誰かが入ってくる。
you
you
ジミン先輩……、











テヒョンさん
テヒョンさん
残念だったな、アイツじゃなくて
you
you
て、テヒョンさん
テヒョンさん
テヒョンさん
お前、俺も先輩なのに、なんでアイツだけ先輩呼び?
you
you
それは、えっと……








テヒョンさんはなんだか怖い。






威圧的で、







ジミン先輩とは全部違う。


テヒョンさん
テヒョンさん
てかジミンのことよく知らねぇでずっとここにいるだろ、お前
you
you
し、知ってます、知った上でここにいるって決めたんです
テヒョンさん
テヒョンさん
ふーん……すっかり惚れ込んでんな
you
you
そういう事じゃなくて……
テヒョンさん
テヒョンさん
ヤッたの?アイツと
you
you
……え、?
テヒョンさん
テヒョンさん
アイツとヤんないほういーよ、妊娠、しちゃうからさ
you
you
……っ
テヒョンさん
テヒョンさん
それとも〜笑






テヒョンさん
テヒョンさん
"ジミン先輩"と気持ちいいことしたい?笑
   







私は思わず、テヒョンさんの頬を叩いていた。
you
you
……ふざけないでください、
テヒョンさん
テヒョンさん
って……
テヒョンさん
テヒョンさん
じゃあお前、
 






テヒョンさんは私の両腕を掴み、壁に押し付ける。
you
you
痛いです……
テヒョンさん
テヒョンさん
俺としてみる?
you
you
……ほんと、ふざけてますね、テヒョンさん







頭おかしいでしょ、この人……
you
you
テヒョンさんには、ソユンさんが、いるくせに……
テヒョンさん
テヒョンさん
あぁ、あいつ。別にセフレだしなんとも思ってねぇけど、あいつが何?
you
you
セフレ……?
テヒョンさん
テヒョンさん
そ、セフレ。あいつ男遊び激しいから。
you
you
え……
テヒョンさん
テヒョンさん
てかお前、男に襲われかけてるのに、よく冷静でいられんのな。
you
you
あ、え、やめてください……
テヒョンさん
テヒョンさん
おそーい笑笑







そう言ってテヒョンさんの唇が近づいてくる。














ジミン先輩……














助けてください…
지민
지민
ねえ
지민
지민
何やってんの?
テヒョンさん
テヒョンさん
何って何?お前に関係あんの?
지민
지민
あるけど







そう言って近づき、私とテヒョンさんの間に入る。









テヒョンさん
テヒョンさん
何?お前のなんなの、あなたは
지민
지민
俺の、……俺の大事な後輩。
テヒョンさん
テヒョンさん
ただの後輩?ならこいつ貰ってもいい?
지민
지민
……別にいいけど
テヒョンさん
テヒョンさん
あはは笑 残念だったねあなた、別にだってさ






頭を殴られたような衝撃がはしる。










いや、でも、わかってた事じゃないか。







そうだ。大丈夫。
지민
지민
別にいいけど、俺はこの子のこと離さないし、
あなたも離れないからお前に漬け込む隙は最初からないぞって、言いたかったんだけど
テヒョンさん
テヒョンさん
……は
you
you
テヒョンさん、もう……帰ってください
テヒョンさん
テヒョンさん
つまんな、






そう言ってテヒョンさんは帰っていった。























私は床に座り込む。














怖かった……
지민
지민
大丈夫?
지민
지민
遅くなってごめんね
you
you
大丈夫……です
지민
지민
その……さっきの言葉、
지민
지민
あなたは俺から、離れたく、ない?










ジミン先輩は本当に、本当にずるい。













そんなこと、知ってるくせに。
you
you
離れたくない、です
지민
지민
そっか、よかった笑
 






そう安心したように笑って、























私の頭を撫でた。

























ジミン先輩は、離れたくないって、言ってくれないのか……

プリ小説オーディオドラマ