いつも通り、私は記念館の前に立っていた。
そう、ここの掃除は、したいから……
ほんとに、大丈夫?
大丈夫!!何かあったらグク呼ぶから安心だし
ほんとにすぐ連絡しろよ?
了解!!
……じゃあ
ゆっくり記念館の扉を開けて入っても……
誰もいなかった。
先輩……来てないんだ。
でも、よかったのかも。
会っても、まともに話せる気がしない。
ふぅー……
掃除用具を手に取り、
掃除に取り掛かろうとした時、思い切り扉が開いた。
……?え、ジミン先輩……?
……ソユン……またドタキャンしやがって……
……先輩?
俺の気持ちはどうなんだよ……
先輩は入口付近にあるソファに寝転がりそう言った。
先輩……お酒飲んだのかな……?
先輩、大丈夫ですか、?
私がジミン先輩に声をかけると、
ジミン先輩は私の目を見ながら押し倒してきた。
すると突然泣き出して、
あなたちゃん……俺、ひどい人間なんだ……最低なんだよ……
そう言った。
許して欲しい……もう何もしないから……もう楽になりたいよ……
先輩……
とりあえず、座って話しましょ……?
う……ん
聞きましたよ、先輩の話。
……そう
先輩…………辛かったですねっ……
気づけば、私も涙を流していた。
気づけなくてごめんなさい……でも、今まで……よく我慢してきましたね……
最初聞いた時は驚きました。でも先輩は、悪い人じゃないです……だって今まで私に……こんなに優しくしてくれた……
……だから私、ジミン先輩の味方です
・
あなたちゃん、ごめん、
こんなダサくて気持ちの悪い先輩でごめんね……?
でも俺……
・
あなたちゃんがそばに居てくれないと、ダメみたい。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。