第11話

彼女
348
2020/11/28 03:25







今日も記念館で掃除をしている。











いつもと変わらない毎日、幸せだな……










その時、ジミン先輩のスマホが鳴った。
















ジミン先輩はスマホを見た時、驚いたような顔して、






『ごめん』








と言って別室に行った。












なんとなく気になって、耳をすましてみる。
지민
지민
え……?うん、会いたい……?
지민
지민
僕もだよ……でも、テヒョンがいるじゃん……
지민
지민
うん、知ってるけど……でも会ったらまた……
지민
지민
うん、うん、わかった…………じゃあ

















지민
지민
……あなたちゃん、ごめんね、用ができた
지민
지민
今日は掃除終わりでもいい?
you
you
……あ、はい!お疲れ様でした!
지민
지민
うん、じゃあ、

















2人で外を出て鍵を閉めると、












ジミン先輩は走ってどこかに行ってしまった。




















あの甘い声。













ジミン先輩の彼女かな。















私、ジミン先輩の何も知らない。

















私は、自分が泣いてるとは思わなかった。



정국
정국
お前…………
you
you
ジョン……グク……
정국
정국
どうしたの、?
you
you
何もないの……何も無いから……
정국
정국
何も無いわけないだろ……
 







そう言ってゆっくり抱きしめられる。
정국
정국
…………無理すんな
     






そのグクの一言で、私は声を上げて泣き出した。
you
you
ジミン先輩の…………何もっ、知らなくて
you
you
あんな……あんな声……あることも知らなくて……わかんなくて……悲しくて……
정국
정국
そっか…………
you
you
わかんないよ私…………もうわかんない……
정국
정국
わかんなくていいんだよ、俺が教えてあげるから
you
you
ジョングクぅぅぅぅ
정국
정국
よしよし
you
you
ジョングク……ありがとう、今日さ、焼肉食べ放題2時間コース、行かない?
정국
정국
先輩のこと……ちゃんと知るのか
you
you
……怖いけど、そうする
정국
정국
わかった。行くか














先輩のことをちゃんと知るために。



















私はきっと、ジミン先輩が好きだ。

















好きなら、正面からぶつかりたい。














そのために、ジミン先輩を知らなきゃ。














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