第21話

第20話
372
2020/07/05 12:47
うちの学校はもうすぐ生徒会選挙が控えている。3年生にとっては最後の生徒会だ。
高橋先生
高橋先生
じゃあ今回はC組からの立候補者を決める。推薦で決めるので今から配る紙に書いて投票するように。
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
誰だと思う?
私
私シゲ推薦する
手越祐也
手越祐也
俺もー
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
やめてください。俺人の前で話すとか無理だから
そしてそれぞれが投票して、ついに結果が出た。
高橋先生
高橋先生
じゃあ生徒会選挙立候補者を発表する。
高橋先生
高橋先生
加藤、頼んだ
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
え?
高橋先生
高橋先生
演説の台本も自分で考えてな、原稿用紙は渡すから。
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
俺ですか?
高橋先生
高橋先生
そうだよ。クラスの大半が加藤に票を入れてる
私
ほら、シゲだって言ったじゃん
高橋先生
高橋先生
友情演説誰にする?
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
手越で
手越祐也
手越祐也
はっ!?道ずれにすんなよ
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
お願い、他に頼める人居ないから
手越祐也
手越祐也
シゲ友達少ないのな
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
余計な事言うな
手越祐也
手越祐也
別にやってあげてもいいよ
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
ほんと!?ありがとう
手越祐也
手越祐也
うん、友達少ない親友の頼みだもん
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
だから友達少ない言うなー
私
とにかく、シゲ頑張ってね
そしてそれからシゲは演説の準備やポスター作りで忙しかった。手越も引き受けたは良いけど中々原稿が出来上がらなかった。
手越祐也
手越祐也
シゲってどんな人だっけ?
私
そこから?!
手越祐也
手越祐也
改めて見ると違うじゃん
私
まぁね
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
手越原稿出来た?
手越祐也
手越祐也
シゲってどんな人だっけ?
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
はっ⁈知らないのに引き受けたの?
手越祐也
手越祐也
だって他に頼める人居ないんでしょ
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
そうだけどさ
手越祐也
手越祐也
だったら俺しか居ないじゃん
結局生徒会選挙ギリギリになって原稿は完成した。
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
ギリギリセーフ
手越祐也
手越祐也
ごめん
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
別にいいよ俺が読むやつじゃないし
手越祐也
手越祐也
あっ!タスキ作ってない
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
書道部が作ってくれたよ
手越祐也
手越祐也
ポスターは?
私
それは私が
手越祐也
手越祐也
あなたナイスー!
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
今日挨拶運動だって
手越祐也
手越祐也
めんど
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
お願い、手伝って?
手越祐也
手越祐也
そんな目で俺を見るなー
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
お願い、他に友達居ないから
手越祐也
手越祐也
もーわかったわかった手伝うよ
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
ありがとー!
手越祐也
手越祐也
なんか今日のシゲ可愛い
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
は?
手越祐也
手越祐也
いや、何でもない
そして2人で挨拶運動をこなしていた。
そして昼休み
私
シゲ、図書室来れる?
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
うん、あとは本番だけだから
私
ありがと!
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
なんで?
私
また勉強教えて欲しい
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
別にいいよ
私
ありがと
図書室にて
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
で、何処かわかんないの?
私
もちろん
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
全部?
私
当たり!
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
わかったよ
そして付き合う前みたいに根気よく教えてくれた。

プリ小説オーディオドラマ