第7話

第6話
535
2020/06/27 13:58
今日はシゲと山へ行く日だ。待ち合わせ場所は駅。いつも一緒に学校へ行く駅だ。時間ピッタリに行ったけどシゲはまだ来ていなかった。いつも私より早いから少し心配になった。そして何分か後にシゲはやっと来た。かなり沢山の荷物だった。
私
何が入ってるの?
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
カメラと、テント、その他もろもろ。
私
カメラだけで何個も入ってる?
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
うん、2種類ぐらい。一眼レフカメラと、フィルムカメラ。
私
この前買ったやつ?
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
そうだよ。なんで?
私
ううん。別に。半分持つよ。
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
いいの。たまにはカッコつけさせろよ。
私
いっつもカッコイイからいいじゃん。
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
外見と性格は違うし!
いっつもシゲは自分の外見には自信がある。確かにカッコイイ。だけど、内面もそれに負けず劣らずカッコイイ。だから気にしなくていいんだ。だけどシゲってそういう事は気になるらしい。いつも人の事ばかり気にしている。
私
じゃあ、持たせて?ってお願いすればいい?
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
可愛く言えばいいって問題じゃないからな。
私
もう引っかからない?
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
うーん。その言い方はずるい!
半分お願いします。
私
はーい!この中身鍋?
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
夜は料理するし。
私
シゲって料理もするの?
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
しないと夕食どうするの?
私
女子より女子力あるって。私にやらせて!
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
いいよ。俺がやるから。あなたは何も気にしなくていいよ。
私
楽しくない。
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
え?
私
シゲなんでも1人でやるもん。
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
ごめん!分かった。一緒にやろう。
私
うん。やる!
結局シゲは私の事をちゃんと見ていてくれる。だから安心して2人で居られる。今からが幸せな時間の始まりだ。

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