私の両親は海外に元々住んで居るけど、婚約者との結婚の為に戻ってきていた。もちろんシゲと付き合っていた事なんて一切知らない。
その写真に映るのは、シゲだった。知り合いとは結婚出来ない。わかっていたけど私は初対面だと答えた。きっとシゲもそう答えると思ったから。
私は執事を呼び出して伝えた。知り合いだと言わないでほしいと。
シゲside
俺の両親は普段は海外に住んで居るけど、今回の結婚話で戻ってきていた。あなたと付き合っていた事、同じクラスだった事は一切知らない。
そこに写っていたのはあなただった。俺は初対面だと答えた。きっとあなたもそう答えると思ったから。俺はすぐ執事を呼び出して伝えた。
そしてそのまま、まずはお互いの顔合わせの行事があった。
あなたside
顔合わせまで行ったってことはシゲも初対面だと答えたのだろう。
そして顔合わせは着々と進んで行った。
そして2人で怪しまれないようにそれなりの理由をつけて席をたった。
そしてしばらく話してから席に戻った。
そして知り合いだということを隠しとうし、いよいよ、結納の儀式が始まろうとしている。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!