第22話

第21話
376
2020/07/21 13:54
ついに生徒会選挙本番がやって来た。次々に事が進みついに演説が始まった。
候補者は以下の通りだった 
A組 河田
B組 藤沢
C組 加藤
D組 A
3年生はこれだけだった。
そして1年から順に演説が始まった。
そして3年の1番最初はA組の河田だった。
河田
河田
僕は本校の校則を少しずつ変えていきたいと思います…
友情演説は私の知らない人だった。
次は藤沢の番だった
藤沢
藤沢
僕は生徒会でこの学校を少しずついい方向に変えていければと思っています。…
友情演説はまたも知らない人だった。
クラス順ではなくくじ引きだったようで次はシゲじゃ無くてAさんだった。
A
A
私はこの学校をさらにより良い学校にしていきたいと思っています…
友情演説はシゲの周りをいつも取り囲んでいる女子の1人だった。
いよいよシゲの番だ。
シゲside
次はいよいよ俺の番だ。人前に立って話すことはあんまり好きじゃないけど将来家を継ぐならこんな経験はあってもいいかもしれない。ほんとは恐いくせに隣りに手越居るから恐くないを繰り返しながら待っている。一方で手越は教室でクラスメイトが話してるような待ち方だし、手越は元々緊張しない事は知ってたけど、ここまでとは。
進行係)次はC組、加藤シゲアキさん、手越祐也さんお願いします。
手越祐也
手越祐也
シゲ?行こ
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
うん
あなたside
いよいよシゲの演説が始まった。
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
僕はこの学校を掃除の行き届いた綺麗で清潔な学校にしたいと思います。理由はいつも廊下を歩いていていつもホコリが溜まっていたり、掃除の後ゴミが集められていなかったりしているからです。僕が考える具体的な策は朝のボランティアで何らかのイベントを企画しようと思います。まだ具体的な事は決まっていませんが僕に賭けてみませんか?僕に1票をよろしくお願いします。
手越祐也
手越祐也
加藤君は、いつも真面目に活動していて、とても頭もいいです。そして任せられた事はきっちり成し遂げる人です。…
そして全演説が終了した。
いよいよここからは投票だ。生徒会の役員、生徒会長が、ここから決められることになる。
シゲside
それから数日後…

ついに結果が発表された。河田やAさんなどが役員に掲載されるなか、俺の名前は、
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
無い。やった。落ちた
俺は内心ほっとした。のもつかの間、横から手越が、
手越祐也
手越祐也
あるじゃん
ツッコミを入れた。
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
どこ?
手越祐也
手越祐也
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
上?
よく見ると上に別の紙で、しかも目立つ習字の筆で、加藤 シゲアキ 生徒会長 と書かれていた。
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
あった
手越祐也
手越祐也
残念だったね
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
えっ!俺生徒会長!?
手越祐也
手越祐也
いや、頭ついて来てないないじゃん
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
1番だったってこと?
手越祐也
手越祐也
女子は多分全員シゲに入れたもん
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
嘘だー
手越祐也
手越祐也
いやいや、こういうのはイケメン、頭脳明晰が有利だから
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
俺そんなんじゃないもん
手越祐也
手越祐也
まぁとにかく、起きた事は認めよう
加藤シゲアキ
加藤シゲアキ
うん
きっとこれから忙しくなる。俺は急に恐くなった。

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