《あなた》
一応自分の好きな事だったので、大学の生活も楽しく過ごせた。
就活の時、先生に呼ばれていた。
なんと、ジャニーズ事務所の社員募集が来ていて、面接に行ってみないかと言われた。
ジャニーズ事務所の社員募集は、限られた人しか受けることができず、1年のうちにこの大学から受けれる人が一人いるかいないかだと言う。
大学内では、ジャニオタの一面を隠し、ジャニーズ事務所に入りたいということだけを全面に出して過ごしてきた。
その話も先生の耳にも届いていた。
奇跡と努力が積み重なった。
ここまで来れたのはWESTのおかげだ。
面接当日
緊張せず会場に向かった。
バックには、お守りの代わりとして、中3の頃から書き続けている、『WESTBOOK』も一緒に。
面接では、自分の納得のいく話ができたと思っている。
通知は1週間後との事だったので、焦ることのなくいつも通り1週間が過ぎた。
1週間後
届いたメールには“合格”の文字があった。
この喜びと共に大学を去った。
―――――――作者から―――――――
今回は、事務所に入るまでを書きました!実際大きい事務所なのでどんな感じで社員募集しているのか分からなかったので、想像上で考えてみました!
次回は、事務所に入社してからを書きます!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。