第73話

幼なじみ
3,288
2021/03/22 08:34
*黒尾side



研磨とあなた



ふたりの間に何かあったのは一目瞭然で、



本来なら、俺がそこに割って入る訳には行かない



だけど、研磨を見るあなたの目がいつもと違った



そして研磨も。





孤爪「あなたは?」



黒尾「1年みんなで帰った」



孤爪「そっか」



学校近くのファミレスに入り、メニューを見ながらそんな会話を交わす



黒尾「あなたと何があったんだ?」



遠回しに聞いても幼なじみ研磨にはわかってしまうと知っている



だからストレートに聞いた



孤爪「告白した」



黒尾「………まじ?」



孤爪「わざわざこんな嘘つかないでしょ」



黒尾「まじかぁぁ…………」



俺はテーブルに突っ伏した



黒尾「、返事は?」



孤爪「多分明日言われる」



黒尾「まじか……」



孤爪「クロ、さっきからそればっか」



黒尾「いや、だって…ねぇ、」



俺は研磨のことを応援したいと思っていたし、今もそう思っている



だけど、それが自分の好きな子のこととなると話は別で



きっと俺は研磨を



幼なじみを応援できない



孤爪「俺、クロに譲る気ないよ」



黒尾「!!」



孤爪「クロのことは基本応援したいけど、これは無理」



それを聞いて笑ってしまった



孤爪「え、何いきなり………」



黒尾「いや……俺たちって笑えるほどに幼なじみなんだな」



孤爪「はぁ、何をいまさら……」



研磨はまだ笑っている俺を怪訝そうな目で見てから店員が持ってきた料理に手を付け始めた





*あなたside



英里紗「ただいま〜!!」



あなた「おかえり〜」



夕飯を作っているとおばさんが帰ってきた



英里紗「あ、そうそう!前に崇が帰ってくるって言ったでしょ?」(47話参照)



あなた「あー、あったかも??」



英里紗「なんかね、兵庫で仕事あるからそっちで会いたいって」



あなた「兵庫!?」



英里紗「私は仕事だから一緒に行けないし……と思ったらさ、」



おばさんはドヤ顔で言った



英里紗「私の友達が向こうにいるのよ!で、相談したら『うち泊まったら?』って!!」



あなた「え、ほんとに!!?」



英里紗「あ、でも息子がいてもいいならって」



『うるさくしちゃうかもってさ』とおばさんは言った



その言い方からして小さい子だと思った



あなた「大丈夫!!むしろお願いします!!」



英里紗「わかった、じゃあ伝えとくね〜」







この判断が後にあんなことを引き起こすなんて_



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近々新作だそうと思っています!


(更新遅いくせにすいません🙇‍♀️🙇‍♀️🙇‍♀️)



①『ハイキュー!!』の小説

◇烏野に通う金田一くんのお姉ちゃんのお話


②『呪術廻戦』の小説

◇棘くんの幼なじみちゃんのお話



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