第27話

サーブ
6,725
2020/10/04 00:25
*あなたside




灰羽が上げたトスに合わせて跳んだ時……







あなた「低かった……」




他の人が上げたトスに合わせて跳ぶのは中1の時以来だから仕方ないんだけど……





あなた「とりあえず今は目の前のことに集中…!」







それから、点を取って取られて、133組:111組になった



私たちが2点リードしている




今回は球技大会なので、15点先取制になっている





灰羽「あなた、サーブ!」



そう言って灰羽にボールを渡された




あなた「うん!」





あと2点で私たちが勝つ



みんなの様子を見ると、結構疲れてそうだ




サーブで点取れれば一番いいな…




よし…!




私は息を整えてから、ボールを上にあげた




そして、ボールに合わせて跳び、無回転のボールを打った




「オーライ!」



向こうのチームのひとりがそう言った




佐藤「それジャンフロ!!」



佐藤さんがそう声を上げた時





ボールはカクンと軌道を変えた






「な、なんだよ今の!!」



「ボールが曲がった!?」



みんなは大盛り上がりだ





灰羽「あなたー!!今の何!??」




そして、灰羽も大盛り上がり



あなた「ジャンプフローターサーブだよ」




灰羽「俺もやりたい!!」



あなた「レシーブができるようになったら教えてあげる」



灰羽「も、もうできるし……」



灰羽は目を泳がせてそう言った




あなた「うそつき〜!ニコッ」



灰羽「な、//」




「あなたちゃん、サーブもう1回だよー!」




あなた「あ、うん!今行く!」




そう言われてボールを持ってコート外へ出た





次もジャンフロでいこっかな




私はもう一度、無回転のボールを打った







しかし、それは佐藤さんによって拾われてしまった




あなた「やっぱ、上手いなぁ…」




そして、向こうのチームが上げたトスを佐藤さんが打った





!!





その先にいたのは灰羽だった





とりあえず上げて……!!






そう思ったが_













灰羽はすごく綺麗なフォームでボールを上げた




灰羽「あなた!!」





私は灰羽にトスを上げた




あなた「灰羽!!」







































バシュッ
















そう音を立てて、灰羽がスパイクを打った

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