第11話

朝練
8,367
2020/08/22 09:53
ピピッピピッ



あなた「んん……起きなきゃ…」



目覚まし時計の音で目が覚めた



私は台所で自分とおばさんとクロくんの分のお弁当を作った



そして、いつもより早めに家を出た



外を歩いていると、前方にプリン頭の人がいた



あなた「研磨くん、おはよう」



私は駆け寄ってそう言った



孤爪「あなた、おはよ」



研磨くんは眠そうに目を擦りながら言った



まって、可愛い、無理……←



孤爪「あなた、なんか荷物多くない?」



あなた「うん、クロくんのお弁当」



孤爪「…なんで?」



あなた「昨日、お昼分けてもらったお詫び」



孤爪「ふーん…」



研磨くんはそう言うと、そっぽを向いた

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

あなた「おはようございまーす」



体育館の中に入ると、既に先輩たちがいた



夜久「おはよー、二人で来たのか?」



あなた「まぁ、途中からですけどね笑」



山本「研磨!!ずるいぞ!!」



孤爪「虎、うるさい…」



私はネットを張っている海先輩の所へ行った



あなた「すいません、先輩にやらせちゃって…」



海「大丈夫だよ」



海先輩は優しく笑った



あなた「次からはもっと早めに来ます!」



海「助かるけど、無理はするなよ?」



優しすぎる…!



あなた「はい!」



すると、体育館の扉が開いて1年の3人が入ってきた



「「「おはようございまーす」」」



黒尾「じゃあ、みんな揃ったし始めるぞー」



クロくんがそう言って、みんな練習を始めた



猫又「おぉ、やっとるな」



「「「「「おはようございます!」」」」」



少しすると、監督もやってきた



猫又「あなた、リエーフはどうだ?」



あなた「元々身体能力が高いみたいで、いい線はいってると思います。でもまだまだ練習が足らないですね笑」



猫又「そうかそうか」



灰羽を見ると、夜久さんにレシーブを教えてもらっていた



時計を見ると、もうそろそろ8時になるところだった



あなた「そろそろ8時でーす!!」



黒尾「お、じゃあ片付けろー」



ネットやボールを片付けてから、みんな制服に着替えた



あなた「あ、クロくん、はい」



私はランチバッグを渡した



黒尾「え?」



あなた「弁当、ちょっと少ないかも」



黒尾「おぉ、さんきゅ」



クロくんは私の頭をぐしゃぐしゃと撫でた



あなた「ちょ、髪ぐちゃぐちゃになる!」



黒尾「お前の髪なんて誰も気にしないだろ笑」



そう言ったクロくんの腕をむぎゅっとつねった



黒尾「いでっ」



私はべーっと舌を出して、教室に向かう灰羽のもとへ走った

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