第59話
ッ!私達はリューキューのサポート!
はい!
おらおら!入っていけぇ!
ヒーローと警察だぁあ!
違法薬物の販売等で捜索礼状が出ている!!
捜索礼状?!
知らねぇえ!
大人しくしろ!
真っ直ぐ最短で、目的まで!!
緑谷くん!あなたちゃん!行くよ!
はい!
はい!
ーエリちゃん、待っててね。今度こそ絶対に、絶対に助ける!!ー
……((でかくなる))
…!(この力…!)
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彼らが時間を稼ぐのに、エリも____
ー 天喰side ー(回想シーン)
俺は小3の時の転校した時自己紹介が上手く話せなかった。
クラス替え直後の教室。
同じクラスだった生徒達は塊、新しいグループを作る。
スタートで躓いた転入生は乗り込む勇気が無かった。
それまでだって、上手く友達を作れる事はなかったし、自分は「地味でつまらない人間」なんだと思っていた。
天喰くん!さっき自己紹介で言ってた"ヒ"ってさ、もしかしてヒーローって言おうとしてたの?!
ッ…いや…
俺もヒーロー好きなんだあ!!
天喰くんは誰が好きなんだい?!
あの時、俺に声をかけてくれたから、お前は明るくて、輝いてて、まるで…太陽のようで、、、
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(俺にも…出来るかな…)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
おめぇら何しに来たァ!!!
捜索だって言ってるでしょ?!
うるせぇえ!!
おらぁあ!!
あんまり暴れないで!!
ここは我々に任して、先に進んでください!、
土足で失礼するでぇええ!
怪しい素振りとかなかったなぁ!!
俺は大分不安になってきたぜおい…!
…何処から情報が漏れていたのだろうか…!
見えた…ここに隠し通路がある。
…動いた!
?!(ヴィランが一気に出てきた…ッ!)
ここは私達が大人しくさせます!先に行っててください!!
わかった。
ダダダダダ
デカい壁…厚さは大体30cmくらいです!これなら壊せます。
いや、壊すのは危ない…
なら、俺が通ります。
…!そっか。先輩の個性なら…
!待て先輩!また真っ裸に…!
(え、そこ?!!)
大丈夫だ。アイツのコスチュームは特殊な繊維で落ちないようになっている。
ε-(´∀`;)ホッ
(やっぱり、誰かの個性で作られている…!そして、道もナイトアイが言ってた通り、続いている…!)
道は続いてます!ただ、大分分厚い壁です…!
それなら、私が壊します!
(なるべく早く静かに壊したい…そうだ、弔の個性なら…!)
スッ…((壁に触る))
(そっか、楓ちゃんの個性なら…!)
パラパラ
(後もう少し早く…!)
出来た…!壁が開けられました!進んでください!
助かった!ありがとう!!
行くぞ…!
イレイザー、この壁を少し修復してから向かいます。道はバッチリなので先に行ってください。
あぁ。気をつけろよ…!
…はい!
(修復して…エリちゃんの位置を探ろう…妖精は…居た。)
ヴォア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!
ッ!雄叫び…?!建物が歪んでる…まさか個性…?
なら本体を探して触れば良いだけの話…個性:透明
これで完全に気配を無くす…!本体は…建物の中…!緑谷くん達が危ない…!))
うわぁ?!
道がうねって…!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
何…?!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
擬態…か。
個性が発動されている所に最初からタッチしとけば良かったね…!!
ッ!
Ella!!そっちは…!
イレイザー安心して!完全に"コピー"したからさ!!!
個性:擬態
ズズズズ←建物画元に戻る音
!道が…戻った?
おいおい、どーゆー事だよぉ!!
確かに個性を発動させてるハズ…!
やっぱり…!
流石楓だな!
そりゃどーも。それよりエリちゃんの位置特定したから。そこにいる妖精に各自案内させる。こいつは取り敢えず固定させとくから。
おう!
ありがとう…!
よし、せっかくEllaが道を開けてくれとんのや!行くでえ!!!
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。