_久しぶりにあって忘れてたけどこいつ…とんだ迷惑野郎だった。
あいつは座っていた私に手を差し伸べたのでその手を掴み立とうとした。
_最悪…足に力が入んない。
_初めて怪異を見たからかな?
内心そんな怖がっていないと思っていたけど、身体は怖がって痙攣していた。
_本当は一刻も速くここから出たいけど、足がこんなんだし仕方がない。
私が足をさすっていると急に地面から足が離れた。
と私が言っても『なんだってー?』と言ってはぐらかしてくるのでイライラしていた。
その上、何人かの生徒に姫抱き姿を目撃されるし。
転生序盤からつまづいて、ただいま日野森麗華はとても頭を悩ませています。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。