第22話

勘違い
1,610
2019/01/04 13:09
廉
い、1回…離れろ、…なっ。海人
海人
海人
ッ、……ごめん…
あなた

……

紫耀
紫耀
………





なんにも、言えない。









紫耀の顔をちらっと見れば、睨んだような鋭い目付きでいる。








完全に、勘違いされてる。











廉
海人が…原因だよな、?
海人
海人
うん、…俺が悪い…っ
海人
海人
俺、ずっと、あなたが好きだった…
なのに、あなたは俺でもない他のやつばっか見て…
廉
あぁ、そうだなっ…
紫耀
紫耀
…え…?
海人
海人
相談のってるこっちも、辛くて…っ
俺のことは、恋愛として見てくれてないから
あなた

…っ、

海人
海人
あなたが、なんでもしてあげるって言ったから、この際だから、もう我慢出来なくなって、キスしよって……言っちゃった…
廉
それで、押し倒してたってわけね…
海人
海人
ほんとに、ごめん……っ
勘違いされるようなこと、見せちゃった…
あなた

ううん、大丈夫……
海人は、なにも悪くないから






海人が悪いわけじゃない。







うちが無防備だったのが、悪い。







海人の気持ちに、気付くこともできなかった。








紫耀のことしか…、自分のことしか…、考えてなかった。













でも…





紫耀は今、なにを考えてるのかな。






誤解したまま?






それなら、、ちゃんと、伝えなきゃいけない。







あなた

ごめんね、2人とも…迷惑かけてっ

廉
大丈夫…
紫耀
紫耀
……
あなた

しょ、う……っ?

紫耀
紫耀
ごめん…。あのさ、あなたと2人だけにしてくんね?
廉
あ、おう…わかった
海人
海人
うん…。
あなた、ごめんね、!これからも、変わらずいつも通りにでいいから!俺には、勝ち目ないってわかったからさ!
あなた

ううん、大丈夫だよっ
これからも、変わらずねっ、!




2人が部屋をでていき、ドアを閉めた。






あなた

あの、…しょッ

紫耀
紫耀
あなたはさ…
あなた

…えっ?

紫耀
紫耀
海人のこと、好きなの?
あなた

違うよ、!!海人は、恋愛として見てないよっ

紫耀
紫耀
じゃあ、廉か?
あなた

え?

紫耀
紫耀
廉が、好きなの?
あなた

廉も!海人と同じで、恋愛として見てなくて、大好きな友達としてで…

紫耀
紫耀
んで、俺もその、大好きな友達どまりで、恋愛として見てないのか
あなた

あのッ、……それはっ、

紫耀
紫耀
いいよ無理に。別にきずつかないし





紫耀は、恋愛として見てるんだよ。




うちは、紫耀が大好きなんだよ。







そうやって、言えなかった…






まだそんな告白、できる勇気もない。








それより、きずつかない…そう言ったよね、紫耀は






うちのこと、恋愛として見てないってことでしょ…、?










こんなんじゃ、フラれる決定じゃん…






紫耀
紫耀
海人に押し倒されて、キスしよって言われて、どう思った?あなたは
あなた

え、いや…なんもっ、

紫耀
紫耀
ほんと?
紫耀
紫耀
ドサッ     こんな事海人にされてさ、
あなた

わっ、…//

紫耀
紫耀
こうやって押し倒されてさ、、
ドキドキしたんじゃないの?海人に





今、紫耀に押し倒されてるのは、ドキドキしてるにきまってる。






だって、好きだから。




こんな近くにいるだけで、緊張するから。









海人のときは、違った。




驚きと、パニックしか頭になくて…




必死に とめよう、それでいっぱいだった。






あなた

ドキドキ、してなかったもん…っ、
今だけだもん!ドキドキ、してるの //

紫耀
紫耀
え…っ




少しか、うちの気持ち、伝わった?









これでも、精一杯頑張ってるんだよ。









気づいてよ、紫耀


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