第18話

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2018/11/17 13:19
紫耀side








なつきの様子が気になって、うずうずしてる。







紫耀
紫耀
なぁーぁ、俺、あなたのとこ行きたいっ
廉
すぐ戻ってくるんやないの?
ちゃんと2人ともに言ってきた!!つって
紫耀
紫耀
だけど…もし、あなたが流星?って人のとこいっちゃったら…
廉
大丈夫やて。
あいつは流星じゃないねんもん。
紫耀
紫耀
でもっ…俺、やっぱ行ってくる!
廉
しょうがないなぁ、…行ってこいよ、



わがまま言って、あなたを追いかけに外へ出た







出たはいいけど、あなたがどこにいるかわからん







紫耀
紫耀
どこっ……
 


探して探して、探しまくった…







けど、どこにもいない…








紫耀
紫耀
もう、…いないじゃんッ




俺が最後に向かった先は、あの公園









ほら、やっぱりいた…













紫耀
紫耀
だよなぁ…やっぱ、そうだったか 、




あなたはいつも、


この話をする時、切なさそうな顔をして、話すんだ





『〇〇公園は、うちの大切な場所なんだぁ…
あそこに行けば、悲しくなるけど、勇気にもなる。…あの人との、思い出の所。』





そう言って、俺の顔を見れば、 ニコッ て、作り笑いするんだ






この謎は、ずっと聞かずにいた。






だって、聞けなかったから。


あなたが悲しむから。切ない顔をするから。









けど…



流星って人と、

よくここに居たから。別れちゃったけど、思い出の場所だから。

だから、切ない顔をしてでも、思い出してたんだ。







紫耀
紫耀
あなたッ




きっと、友達に戻ろって、言ってるはず。











なのに…








俺の目に映ったのは、あなたと流星が、キスをしてた所。








紫耀
紫耀
あなた… 、?

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