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第4話

乙骨②
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2021/03/23 06:18
【虎杖side】
乙骨先輩と出会ったのは、ほんの数ヶ月前。
真希先輩や狗巻先輩、パンダ先輩とは少し遅れて会った。海外に修行に行っていたらしい。
初めて会った時、なんて言えばいいか分からないけど、ミステリアス?な感じでちょっと不気味?だけど、優しさが滲み出ている感じで、どんな印象を持てばいいかわからなかった。
でも、喋ったり、一緒に訓練をして、日に日に凄く優しい人だと分かった。拍子抜けしてしまうような笑顔、高校生にしては珍しい「僕」呼び。
なんだか、ちょっと可愛らしかった。
でも、話によると乙骨先輩も死刑執行保留になった事があるらしい。だからか、俺の気持ちを凄く理解してくれる。すごく嬉しかった。凄く憧れてた。けど、いつからか、この「憧れ」が恋愛の「好き」になってしまった。いつからかは分からないけど。けど、俺も男、先輩も男、絶対にばれちゃいけないと思った。気持ち悪がられるかもしない。それが、ただ怖かった。
だから、伏黒や釘崎にも言わなかった。

けど、ある日乙骨先輩に「好きだ」と言われた。
凄く驚いて、信じられなかった。けど、先輩はすごく真剣に気持ちを伝えてくれた。だから、俺も自分の気持ちを素直に話した。
凄く、気が楽になった。こんな、宿儺の器(化け物)のことなんて誰も好き(恋愛的意味)になってくれないと思ってたけど、乙骨先輩はこんな俺を受け入れてくれた。めっちゃ嬉しかった!
その後、2年の先輩達や伏黒、釘崎、五条先生にこのことを、報告しに行った。なんて思われるか怖かったけど、皆笑顔で祝福してくれた。
伏黒と釘崎は、「やっとか」と言った。
2人は、俺の気持ちに気づいていたらしい…
さすがだなぁ〜。
そんなこんなで、俺と乙骨先輩は付き合い始めて、めっちゃ幸せ💞!なんだけど…
乙骨
虎杖くん?今、何考えてたの?
悠仁
えっ?あ、なんでもないっすよ!
乙骨
ふーん。
そう、嫌なわけじゃないけど、乙骨先輩の愛はちょっと重くて、嫉妬深かった…嫌なわけじゃない、どっちかと言うと嬉しいけどなんかほんとにすごいんだよなぁ〜
乙骨
まさか、五条先生とか伏黒くんとか、他の男の人の事とか考えてないよね?
悠仁
え!考えてないっすよ!
(回想の中にはいたけど…)
乙骨
ねー虎杖くん
悠仁
はい?
乙骨
キスしてもいいかな/////
悠仁
へっ/////
あ、…
乙骨
ダメ?
悠仁
い、いいですよ/////
てか、聞かないでくださいっ/////
乙骨
いや、ちゃんと言わないと、長くて息できなくなっちゃうかもしれないからね。ちゃんと準備が必要だと思って。エヘヘ/////
悠仁
長いって/////
まぁ〜いいですよ/////
乙骨
じゃあ、イチャイチャしよっか
悠仁
は、はい/////
以上!
イチャイチャは、長くなるかもなので、次回!
今回は虎杖くんsideでした!いつもは、元気でみんなを勇気づけてくれるけど、宿儺の器ってことで、心の中では自分に自信なかったりするのかなって思って書きました!
それでは、また次回!

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