あなたside
LINE、いつの間にか来てた。
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~LINE~
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急に予定入っちゃったな。希望には悪いけど、Hey!Say!JUMPのみんなを優先させて!
もしかしたら、Hey!Say!JUMPの数字が変わる何かを知れるかもしれないし。
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敬語、取ったけどなれないな。
ちょっと違和感ある。
あと、よく考えたら、一般人の私がHey!Say!JUMPの山田さんの車で移動ってヤバイよ。これ、ヤバイよ。
他のメンバーの方とも会うんだよ。これヤバイよ。
内心焦っているけど、そんな私の気持ちを知らない山田さんは、車を軽快に走らせる。
外の景色を見ようとしたら、外気と車の中の温度の差が大きいらしく、窓ガラスは白く曇っていた。
ここがどこかなんて、今の私には分からない。
どこに連れていかれるのかも、分からない。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!