『お前さぁ…なんであんな質問した』
「だって私先生のこと好きだから知りたかっただけ」
『敬語を使え、敬語を』
「やだ。先生と生徒って感じじゃん」
『いや先生と生徒の関係だから笑』
「いいでしょべつに」
『2人きりの時だけな?』
その言葉に不覚にもキュンとしてしまう自分がいた。
「先生のタイプは?」
『年上』
「嫌い。」
『あなたがきいたんじゃん笑』
いきなりあなたって…
照れるに決まってるじゃん、、
『赤いけど大丈夫か』
確信犯かよ…
『もう授業始まるぞ 教室戻れ』
「えー、先生の授業じゃないとやだ」
『次の授業お前のクラスだった気がする』
「なら行ってくる!またあとで!」
『おーう』
続く
〜小話〜
「は、次の授業テヒョン先生じゃないじゃん!!」
『(あいつ今頃怒ってるよな笑)』
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!