次の日。
慣れないメイクして、髪の毛も少し巻いてみた。全てはテヒョン先生のため
でも女子高生ちゃん結構可愛いからそんなことしなくても全然良いんだよね
学校に着くとテヒョン先生の周りには女子が集まっている。
そりゃかっこいいもん。 みんな好きになるに決まってる。
でもここで折れないのが私だよね。
女子たちの中に混ざって声をあげた。
「先生って好きな人とかいますか!」
女子たちもみんなその質問に唖然。
『ん、いるけど』
胸がズキリとした。
『じゃ、先生はもう行くね』
すれ違いざまに、
『お前あとで生徒指導室な。』って。
嬉しいけど…絶対怒られそう。
朝のHRが終わり、生徒指導室に行く。
生徒指導室のドアを叩くとすぐに先生が開けてくれた。
『お、ちゃんと来たんだ。』
「あ、当たり前です!」
『はい、そこ座って』
私はテヒョン先生と向かい合うソファーに座った。
『お前さぁ…』
続く
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。